終活はいつからすべきなの? 今日から始める終活のイロハ!

高齢化社会が進んでいることもあり、日本では近年「終活」というキーワードがしばしば取り上げられるようになってきました。終活をしっかりと行えば、自身の余生を良くできると同時に、遺産相続などで家族がもめるのを避けることもできます。しかし、漠然と終活をしたいと思っていても、いつから行えばいいのかや、どうやってやればいいのかが分からなくて困っている方もいらっしゃることでしょう。そこで、今回は終活に関する基礎知識をご紹介します。

  1. そもそも終活って何?
  2. 4つのおすすめ終活開始タイミング
  3. 終活でやるべき3つのこと
  4. 終活相談と生前整理について
  5. 終活に関するQ&A

この記事を読むことで終活に関する基礎知識を知ることができます。ぜひ、今回の記事を参考にして終活の知識を蓄えてくださいね。

1.そもそも終活って何?

まずは終活がどのようなものなのかを把握していきましょう。終活の重要性を知れば、きっとあなたも終活が始めたくなるはずです。

1-1.終活の目的と必要性

終活は「人生の終わりについて考える活動」を略した造語です。2009年に出版された終活にまつわる書籍や終活を題材にした2011年の映画『エンディングノート』の公開がきっかけとなり、少しずつ世間に浸透してきました。2012年の「ユーキャン新語・流行語大賞」ではトップ10に選出もされ、今では一般的に使われる言葉になっています。
終活の目的は人によって異なりますが、一般的には「余生を豊かにし、死後を平穏にすること」です。やり残したことやこれからやりたいことを計画したり、これまでの人間関係を清算したり、あるいは家族のことを考えて遺書を書く。残りの人生と死後について準備すると、心残りのない余生を送れるようになります。いわば、終活は人生の最後調整と言えるでしょう。

1-2.終活のメリットとは?

1-2-1.不安や心残りを清算できる

たとえば、仲たがいしたままの家族と仲直りするきっかけになったり、昔の友人と再会するきっかけになったりするでしょう。また、病気を抱えたり年齢を重ねたりすると、さまざまな不安が多くなってくるはずです。しかし、人は目標ができると不安を感じづらくなります。終活で余生の目標を作れば不安を解消する手助けになることでしょう。

1-2-2.やりたいことを見つけられる

終活では今後の人生で何をすべきかについて書き出してまとめます。やりたいことを把握すれば、余生を無駄なく豊かに過ごすことに一役買うことでしょう。生きがいというのは健康面にも大きな影響を及ぼします。たとえば、生きがいのあるなしで認知症の発生率や進行率は大きく変わってくるのです。終活は健康寿命を延ばすためにもとても有意義と言えるでしょう。

1-2-3.死後のトラブルを防ぐことができる

遺産分配の問題で骨肉の争いが家族同士で発生することは、何もドラマの中だけのことではありません。むしろ、ドラマの題材となるのは、それだけ世間でありふれていることだと言うことの証明です。お金なんてないと思っている方もいらっしゃると思いますが、たとえば不動産は数百万~数千万円の価値がつくことも珍しくはありません。また、宝飾品・楽器・陶磁器・着物などと言ったものは数十万~数百万円の価値がつく可能性もあります。死後に不和を作らないためにも、終活で遺書を書くことはとても大切です。

2.4つのおすすめ終活開始タイミング

終活は始めるタイミングが分かりづらいと思います。どの時期に始めると良いのかを把握していきましょう。

2-1.定年

定年は終活を始めるのにベストタイミングです。会社から解放されて自由な生活が送れるようになったことで、余生の予定が立てやすくなります。また、真面目な人ほど定年を迎えると何をすればいいのか分からなくなりがちです。そのままずるずると無為な時間を過ごすのを避けるためにも、定年を機に終活を始めてみましょう。

2-2.配偶者の死

配偶者が死別すると生活は一変します。これまで当たり前だったことが当たり前ではなくなり、精神的にも肉体的にも大きな負担となるでしょう。配偶者の死にとらわれ、人生の時間が止まってしまうのはとても残念なことです。死から前に進む意味も含め、終活を始めるタイミングとしては適しています。

2-3.70代

今の70代は若々しく元気な人も多いですが、同時に急激に体が衰え始める年代でもあります。体が衰えてくるのに伴い、寿命のことを考える機会も多くなってくるでしょう。余生を豊かに過ごすためにも、何をしたいのかをはっきりさせることが大切です。

2-4.思い立った日

終活に早すぎるということはありません。それこそ、十代でも二十代でも構わないのです。人の寿命は平等ではありません。いつ寿命が訪れても後悔しないためにも、思い立った日から始めてみるのも悪くはないですよ。

3.終活でやるべき3つのこと

終活ではどのようなことをするのかご存じですか? 次は終活のでやるべきことを押さえていきましょう。

3-1.余生計画書を作る

まずは、残りの余生をどうやって過ごしたいのか、どうやって過ごせばより豊かな余生になるのかを考え、ノートなどにまとめてください。旅行の計画をするのもいいですし、新しく趣味を作ったり友人を作ったりするのも良いでしょう。人生の最後に心残りがないように、しっかりと計画を立ててくださいね。

3-2.エンディングノートを作る

次にやるべきことは「エンディングノート」を作ることでしょう。エンディングノートとは人生の終末期における希望を記したノートのことです。たとえば、認知症などで判断力・意思疎通能力が喪失したときにどう扱ってもらいたいかや、延命措置をしてもらいたいか。あるいは、死後の葬儀にきてもらいたい友人の名前と連絡先など、自分のためと言うよりは周りのために記すノートです。

3-3.生前整理を行う

生前整理とは、生きている間に身の回りのものを整理することです。単純にゴミを捨てると言うだけでなく、財産整理・借金整理・友人関係の整理なども挙げられます。たとえば、不動産を売却して得たお金で安いマンションを買い、あまったお金を趣味や旅行に使うことができればとても有意義ですよね。また、借金を整理したり友人関係を整理したりすれば、余生はもちろん死後も家族にかける迷惑を減らすことができます。

3-4.遺言書の作成

遺言書には法的な拘束力があるため、遺産関係のことに関して遺言書を作成しておけば、死後に遺族の争いを防止することにつながるでしょう。

3-5.終活の注意点

エンディングノートには法的な公職力がありません。そのため、エンディングノートを遺言書代わりにするのは止めましょう。また、遺言書を法的に活用するには、正しい書式で書かれていることが必要です。こちらのサイトなどを参考にして、正しい書式で遺言書を書いてください。

4.終活相談と生前整理について

終活を始めようと思ってもなかなか踏ん切りがつかない方もいらっしゃるでしょう。そのようなときにはどこに相談すればいいのかを把握しておくことが大切です。また、生前整理のやり方などもご紹介します。

4-1.終活の相談先はあるの?

最近はインターネットで終活相談に関するサイトが増えています。たとえば、終活相談ドットコム終活のミカタなどが挙げられるでしょう。終活に関するカウンセラーに相談することもできるのでおすすめです。ぜひ気軽にご利用ください。
また、終活に関するセミナーで相談するのも1つの手です。セミナーでは同じような悩みを持った人たちもいて心強いですし、情報交換もできます。もちろん、講師に相談すれば適格なアドバイスがもらえるでしょう。ただし、中にはセミナーを隠れ蓑(みの)にした新興宗教などもありますので注意が必要です。

4-2.不用品の処分について

生前整理などで出た不用品の処分方法は主に以下の3つです。自分に合ったものを選びましょう。

4-2-1.自治体

大抵のものは可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミとして処分ができます。安く処分できるのでおすすめです。ただし、一部の家電製品などは回収してもらえないものもあります。また、処分の前に分別しなければならず、粗大ゴミに関しては手続きも必要です。大量に不用品がある場合にはあまり向いていません。

4-2-2.リサイクルショップ

リサイクルショップのいいところは、本来はただ廃棄するしかないものを買い取ってもらえることです。売るものによっては思わぬ臨時収入になるかも知れませんよ。ただし、リサイクルショップは持ち込みにしか対応していないことが多いので、買い取ってもらえなければ手間だけかかってしまいます。処分を第一にする場合はほかの方法を選びましょう。

4-2-3.不用品回収業者

不用品回収業者の一番のメリットは融通が利くことです。インターネットや電話から簡単に依頼ができ、都合の良い日時に回収に来てもらえます。不動産を整理して引っ越しする際など、時間がないときにはとても便利です。また、不用品回収業者はゴミの種類に限らず回収してくれますので、分別をする必要がありません。また、不用品の中に貴金属など価値のあるものがあった場合は買取もしてくれます。二度手間になる心配がないので、手間を惜しむなら一番のおすすめです。ただし、デメリットとして、ほかの処分方法に比べて割高になってしまいます。

5.終活に関するQ&A

Q.銀行口座はどうするべきでしょうか?
A.口座が複数あると、死後に遺族が混乱する可能性があります。銀行口座はなるべく1つにまとめておき、いざというときのために家族に通帳・印鑑の場所を教えておきましょう。また、名義人が死亡すると銀行口座は凍結され、お金が引き出せなくなります。凍結された口座を利用するには相続人全員の協力が必要です。過去に離婚歴があるなどして、家族に知られていない相続人がいる場合は、相続人の氏名や連絡先などをまとめておきましょう。

Q.葬儀にはどのぐらいの費用がかかりますか?
A.全国平均は120万円前後です。ただし、1日葬や家族葬なら30~40万円前後で押さえられる場合もあります。

Q.自治体は終活の支援をしているのでしょうか?
​A.すべての自治体が支援しているわけではありませんが、少しずつ終活支援の動きが広がっているようです。たとえば、神奈川県横須賀市では「終活情報登録伝達事業(通称、私たちの終活登録)」と呼ばれる活動を行っています。これは身寄りがいなかったり少なかったりする市民に、遺言の保管場所や墓の所在などを生前に教えてもらい、死後に対応する活動です。

Q.遺書はどこに保管すべきでしょうか?
​A.分かりやすい場所では家族に見られてしまいますし、難しすぎると死後に見つけてもらえません。ですので、普段は見られることがないが、死後は必ず見てもらえるような場所が理想です。自宅であれば金庫・仏壇(ぶつだん)・机の引き出しなどをおすすめします。自宅以外なら、弁護士や司法書士などの専門家(遺言執行者)・後見人・銀行の貸金庫などに保管しておくと良いでしょう。

Q.なかなか終活に踏み切れません
​A.終活と聞くとネガティブなイメージを持っている方がほとんどでしょう。しかし、今回ご紹介したように、終活は余生と死後をポジティブにするための作業です。考え方を改めてみましょう。なかなか考え方が改められないなら、今回ご紹介した相談先や家族などに相談してみるのも1つの手ですよ。

まとめ

いかがでしたか? 今回は終活に関する基礎知識をご紹介しました。終活は定年や配偶者の死別など、人生の節目となるようなタイミングで始めるのがおすすめです。良くも悪くも生活が一変するので、余生の指標を作る意味でも終活が重要となってきます。終活は前向きな作業です。ぜひポジティブな気持ちを持って終活に取り組んでください。

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