遺品整理で残すものは何? 仕分けのポイントや不用品の処分について

身内が亡くなると、遺品整理をしなければなりません。遺品整理とは、故人が所有していたものを、残すものと捨てるものに仕分けをする作業です。遺品整理は家全体の片付けを要するため、仕分けで迷うことがあるでしょう。遺品の中には、遺産相続に関連するものもあるので、残すものの基準をしっかり理解しておくことが大切です。

本記事では、遺品整理で残すものについてご紹介します。

  1. 遺品整理で残すものについて
  2. 遺品整理で残すものの選び方
  3. 遺品整理で仕分けするときのポイント
  4. 遺品整理を自分で行うか業者に依頼すべきか
  5. 遺品整理でよくある質問

この記事を読むことで、遺品整理で残すものについてよく分かります。仕分けのポイントをしっかり理解し、遺品整理をするときの参考にしてください。

1.遺品整理で残すものについて

遺品整理では、捨ててはいけないものがあります。トラブルになる場合もあるため、貴重品などはうっかり処分してしまわないように注意してください。

1-1.現金

現金は、わずかな金額でも相続の対象となる財産です。現金が見つかった場合は、遺産として大切に保管しておきましょう。遺産相続協議の際に現金が出てきたことを伝え、誰が相続するのかを話し合う必要があります。通帳や有価証券など残された金品は、すべて相続財産となるのです。

1-2.印鑑

印鑑は、銀行預金・公共料金・賃貸契約などの解約時に使います。さまざまな手続きに必要であるため、大切に保管しておいてください。印鑑が複数ある場合も、契約内容によって使い分けているケースがあります。遺品整理で見つかった印鑑は、処分しないように注意しましょう。

1-3.カギ

カギは残しておいてください。家・車・金庫など、さまざまな種類のカギがあるでしょう。自宅を借りていた場合は明け渡しと同時に、カギの返却義務があります。車は売却時にカギを添えなければなりません。カギを紛失してしまうと、作り直しや解錠を業者に依頼しなければならないなど、余分な手間と費用がかかってしまいます。

1-4.遺言書

遺言書が見つかった場合は、必ず保管しておきましょう。遺産相続などに関する故人の意向が記されています。ただし、家庭裁判所での検認を受けてから開封しなければなりません。遺言書の紛失や処分でトラブルになることも多いため、見逃さないように注意しましょう。

2.遺品整理で残すものの選び方

遺品整理で残すものは、どのような基準で選べばいいのでしょうか? 選び方をご紹介します。

2-1.選び方・基準

遺品の中から残すものを決めるときは、故人との思い出や重要度などに着目しましょう。思い出の品は、簡単に捨てられないものです。処分してしまい、後悔することもあります。前述した遺産相続にかかわるもの以外は、故人との思い出に目を向け、厳選して残すようにしてください。故人が愛用していたものも、捨てずに保管することをおすすめします。

2-2.写真

写真は膨大な量になる場合があるため、なるべく絞り込んで保管するようにしましょう。写真は、二度と同じものを撮ることができません。過去には戻れないので、アルバムなどに残しておきましょう。ただし、量が多い場合は、データ化してコンパクトに保管する方法をおすすめします。

2-3.思い出のもの

思い出のものは、写真と同様に復元することができないものです。親の遺品には、自分が幼いころの思い出が詰まっているものもあります。とはいえ、すべてを残すことはできません。愛着を感じるものだけを残す方法がおすすめです。故人が書いた文字など、二度と手にすることができないものなどは、ファイルに入れて保管しておいたほうがいいでしょう。

2-4.高価なもの

貴金属・美術品・骨董(こっとう)価値のある品・趣味のコレクションなどは、捨てずに保管しておきましょう。金銭的価値があるものも含まれているため、遺産相続の対象となる場合があります。趣味のコレクションは、故人の思いが詰まっているので、親族が引き継ぐか、愛用者に譲るなどの方法がおすすめです。また、高価なものは買取を利用し、お金に替えることもできます。

3.遺品整理で仕分けするときのポイント

遺品の仕分けをするときのポイントについて解説します。

3-1.仕分けに迷った場合は、後日あらためて判断する

明らかに不要と感じたものは処分しましょう。しかし、思い入れがあって捨てるかどうか迷うものは、すぐに処分せず保留としてください。明らかに不要と感じたものは片付けて処分し、悩んだら保留とする方法がおすすめです。保留にしたものは期限を決めて保管してください。後日あらためて仕分けして、譲り先が見つからない・保管場所に困るという場合は、思いきって処分しましょう。

3-2.リサイクルも視野に入れよう

捨てられないけれど、置き場所に困るというものは、リサイクルショップなどの買取を利用して処分する方法も考えてみてください。たとえば、家具や家電などは場所を取り、受け継いでも困るケースが多いものです。買取に出すことで収益を得ることができたら、少しでも罪悪感や後悔する気持ちを和らげることができます。知人に譲る方法もリサイクルの1つです。買取に出すこと以外に、譲渡も検討しましょう。

3-3.プロへ依頼するのも1つの方法

遺品整理は、時間と労力を費やす作業です。なるべく多くの人手を確保して作業をしたほうが早く終わるでしょう。自宅を借りていた場合、迅速に明け渡しをしなければなりません。自分で作業するのが難しい場合は、プロの遺品整理業者に依頼する方法がおすすめです。遺品整理を行う会社は、近年増加傾向にあります。遺品整理士という有資格者がいる会社なら、貴重品や価値あるものを見極める確かな技術を持っているため、安心して依頼できるでしょう。費用はかかっても、不用品の処分まで請け負ってもらえ、遺族の負担が軽くなるのがメリットです。

4.遺品整理を自分で行うか業者に依頼すべきか

遺品整理を自分で行う場合の手順と、業者に依頼する方法について解説します。

4-1.自分で遺品整理を行う場合

遺品整理を自分で行う場合は、いつから始めるべきか迷うことがあります。遺品整理は、葬儀後に気持ちが落ち着いたら、なるべく早い段階で始めるようにしましょう。自分で遺品の仕分けを行うには、時間と労力がかかります。残すもの・不用品・保留と1部屋ずつ仕分けを進め、不用品は自治体のルールに従って処分するか、不用品回収業者などを利用して処分してください。

衣類はまとめて買取に出せば、値段がつきやすいでしょう。家電・家具なども買取が利用できます。リサイクルショップに1つずつ持ち込むのが面倒なときは、出張対応してくれる不用品回収業者がおすすめです。

4-2.遺品整理業者について

遺品整理業者は、遺品整理から不用品の回収・買取まで一括して請け負うのが特徴です。遺品整理士がいる業者を選んだほうが安心でしょう。不用品の処分時も、故人に敬意を払い、きちんと供養してから廃棄してくれます。遺品整理は、貴重品の捜索や価値あるものの見極めで時間がかかることがあるでしょう。しかし、実績豊富な業者なら、短時間で確実な作業をしてもらえるのがメリットです。

借りていた自宅の明け渡しの期限が迫っている場合や、遠方に住んでいて遺品整理ができない場合にも適しています。買取ができるものがある場合、遺品整理にかかる費用から買取金額を差し引いてもらえるため、費用負担が軽くなるのも魅力です。

5.遺品整理でよくある質問

遺品整理に関する質問を集めました。ご一読ください。

Q.亡くなった人の衣類でも買取できるのか?
A.はい、可能です。ただし、衣類の買取が可能かどうかは、状態や流行(はやり)などに左右されます。劣化が激しいもの・デザインが古いもの・臭いや汚れが目立つものは、買取対象外です。買取してもらえないものは処分しましょう。

Q.親の遺品を見るとなかなか捨てられないという場合はどうすべきか?
A.遺品整理は、いつかは終えなければならない作業です。遺品を見ると思い出が蘇(よみがえ)り、時間ばかりかかってしまうようなら、遺品整理業者に依頼したほうがいいでしょう。残しておいてほしいものがある場合は、あらかじめ業者に伝えておけば探してもらえます。

Q.残すものを決めたら、誰が保管しておけばいいのか?
A.親族で話し合い、相続する人が決まるまで、保管する人を決めましょう。通常は、法定相続人が保管するものです。貴重品は紛失しては困るため、安全に保管できることを第一に考えてください。

Q.生前整理が行われていた場合、遺品整理は必要ないのか?
A.生前整理をしていた場合でも、残っている家具・家電・服などの処分は必要です。家全体を片付ける作業と貴重品の捜索は行いましょう。

Q.残すものは数の上限を決めたほうがいいのか?
A.捨てられないからといって、大量に遺品を抱え込んでしまうのも考えものです。ある程度は上限を決め、管理できる範囲で残すようにください。形見分けする人をあらかじめ決めておく方法もおすすめです。

まとめ

いかがでしたか? 遺品整理は、残すものと処分するものを仕分ける作業を行います。現金・印鑑・カギなどの貴重品は、紛失しないように管理しましょう。思い出のあるもの・写真・高価なものは残し、衣類・家電・家具など引き取り手がいないものは処分することをおすすめします。業者による買取を利用し、リサイクルする方法も考えてみてください。人手が足りない・遠方で足を運べない・時間が足りないなどの理由があり、自分で遺品整理ができない場合は、遺品整理業者に依頼する方法もあります。遺品整理業者は、実績と経験が豊富で、遺品整理に関するノウハウがしっかりしたところに依頼しましょう。

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