仏像の処分方法とは? それぞれのメリット・デメリットと供養の仕方

「仏像」など仏具類の処分方法で、多くの方が頭を抱えていることでしょう。仏教の信仰対象である仏の姿を表現した像なので、「ゴミとして処分してもいいのか?」と悩むものです。誤った方法で処分すれば、バチが当たるのではと後味が悪くなりますよね。粗末に扱うわけにいかないものだからこそ、正しい処分方法を把握しておかなければなりません。そこで、本記事では、仏像の処分方法と注意点を説明します。

  1. 仏像を処分する前に知っておきたいこと
  2. 仏像の処分~まずすべきこと
  3. 仏像の処分~仏具店・お寺に依頼する場合
  4. 仏像の処分~不用品回収業者に依頼する場合
  5. 仏像の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、仏像の正しい処分方法が分かります。悩んでいる方や処分を検討している方は、ぜひチェックしてください。

1.仏像を処分する前に知っておきたいこと

粗末に扱えない仏像は、処分する前に知っておかなければならないことがいくつかあります。処分に至るケースや仏像の種類・注意点についてチェックしておきましょう。

1-1.どんな場合に処分するのか

仏像を処分するケースは、人によってさまざまです。たとえば、遺品整理の際に仏像が見つかり処分するケースがあるでしょう。両親や祖父母が毎日手を合わせていた仏像となると、ゴミとして捨てることはできませんよね。また、親が亡くなったときなどに、仏壇を引き取ることができず、仏像を処分せざるを得なくなるケースもあります。

1-2.仏像の種類について

仏像は主に、如来(にょらい)・菩薩(ぼさつ)・明王(みょうおう)・天部(てんぶ)と4つのグループに分けることができます。お寺の中心を本尊といいますが、家庭でも仏壇の中央には本尊を安置するのです。仏壇の中のご本尊は、宗教で異なります。宗教ごとのご本尊は以下のとおりです。

  • 曹洞宗・臨済宗:釈迦如来(しゃかにょらい)
  • 真言宗:大日如来(だいにちにょらい)
  • 天台宗:座阿弥陀如来(ざあみだにょらい)
  • 浄土宗:舟阿弥陀如来
  • 日蓮宗:日蓮聖人

また、金銅仏・石造・塑造(そぞう)・木造・乾漆造(かんしつぞう)など素材と技法の違いもあります。仏像といっても、さまざまな種類があることを理解しておきましょう。

1-3.注意点

仏像を処分する前に、必ず家族の同意を得ることが大切です。仏像など仏具類は家族・親族と十分な話し合いをした上で処分する必要があります。「面倒だから」と家族に無断で仏像を処分すると、後でもめ事に発展する可能性があるので注意してくださいね。きちんと話し合いをすることが大切です。

2.仏像の処分~まずすべきこと

仏像は自治体のゴミとして出してもいいのでしょうか。処分前に理解してほしい「供養」について説明します。

2-1.ゴミとして出していいか

仏壇・仏像などの仏具類は、そのまま各自治体のゴミ回収に出してもOKといわれています。従来は、お寺で燃やして処分してもらうケースが多かったのですが、環境配慮の観点から自治体で処分したり、産業廃棄物業者に依頼したりする方も増えているのです。しかし、「魂が入っている仏具」は注意しなければなりません。なぜなら、仏壇の中に入れる仏像・掛け軸・法名軸などは、魂入れの儀式「開眼法要」を行っているからです。魂が入るということは、単に形のあるものだけであった木や石が、霊験ある尊像に生まれ変わる意味があります。神仏や身分の高い人の姿を映した像(尊像)に、お家や家族・ご先祖様を守るための眼をお開き鎮座くださいという意味があるのです。そのため、魂が入っているものをそのまま処分することはできません。

2-2.供養について

魂が入っているものを処分する場合は、必ず供養をしなければなりません。供養はお寺に依頼すれば行うことができます。最近では、供養を受けつけている仏具販売店や回収業者も存在しているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。供養をきちんと行い仏像から魂を抜くことで、罰当たりの心配がなくなります。

2-3.魂抜き、お性根抜き、閉眼供養について

「魂を抜く」という儀式を、「魂抜き」「お性根抜き(おしょうねぬき)」「閉眼供養」とさまざまな名前で呼ばれています。魂抜きとお性根抜き(閉眼供養)は、お寺のお坊さんに依頼し読経をしてもらう方法です。一般的に、仏像だけを単独で処分することはほとんどないため、仏壇・位牌(いはい)とともに魂抜きをすることになるでしょう。ご先祖様へ感謝の気持ちを表す意味でも、魂抜き・お性根抜き(閉眼供養)は必要な儀式なのです。

2-4.注意点

仏像の具体的な供養方法や流れは、宗教(宗派)によって異なります。作法・儀式の進行が異なるケースもあるため、先祖代々の宗教に供養を依頼したほうがよいでしょう。悩むときは、家族・親族に相談して決めてください。

3.仏像の処分~仏具店・お寺に依頼する場合

仏具店・お寺に処分を依頼する場合の方法と、メリット・デメリット、料金について説明します。

3-1.仏具販売業者に依頼する

仏像・仏壇などを購入した仏具販売業者に依頼して、供養&処分してもらうのも選択肢の1つです。ほとんどの販売業者が、仏具類の供養と処分を受けつけています。ただし、店舗に直接持っていかなければならない・処分費用がかかるという点がデメリットです。販売業者の中には、トラックで回収を行うところもあるので、処分方法と流れに関してはホームページまたは電話で確認してください。また、気になる料金ですが、供養と廃棄費用合わせて約5万~6万円かかる可能性があります。あくまで目安なので、具体的な費用は見積もりを依頼しましょう。

3-2.お寺に依頼する

お寺に依頼する場合は、直接持ち運ぶか、または、お坊さんに家へ来てもらい、魂抜き・お性根抜き(閉眼供養)を行う方法になるでしょう。先祖代々のお墓があり、法要を営む「菩提寺(ぼだいじ)」に依頼することで、きちんとした供養ができるのは気持ちが楽になるものです。お世話になっているお寺にお願いする大きなメリットといえるでしょう。
また、お寺に依頼する際は、「お布施(ふせ)」を支払います。お布施とは、葬儀・お盆などさまざまな仏事の際にお坊さんへ渡す謝礼のことです。お布施は宗教で異なることもありますが、相場は1万~5万円といわれています。感謝の気持ちとなるため、この範囲でできる限りの気持ちを示すとよいでしょう。お布施の額が不安な方は、同じ檀家さんに相談するとよいかもしれませんね。

4.仏像の処分~不用品回収業者に依頼する場合

仏像以外に処分したい不用品があれば、回収業者に依頼するとよいでしょう。回収業者に依頼する際のポイントと注意点を説明します。

4-1.業者選びのポイント

全国各地にさまざまな不用品回収業者が存在していますが、中には悪徳業者もあります。業者との間でトラブルにならないためには、選び方のポイントを知ることが大切です。回収業者へ依頼する前に、以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 不用品回収・遺品整理の実績がある
  • 無料見積もり・無料相談を受けつけている
  • 料金システムが明確になっている
  • 低費用で処分できる
  • 即日対応・夜間の回収が可能
  • 口コミ・評判がいい

不用品・粗大ゴミの格安回収処分を行っている「クリーンレスキュー」は、年間4万件以上の回収実績があります。確かな腕を持った経験豊富なスタッフが対応するため、粗末な扱いができない仏具類も丁寧な処分が可能です。大量の不用品も格安パックでお得に処分できるので、ぜひ1度ご相談ください。

4-2.メリット・デメリット

不用品回収業者に依頼するメリットは、不用品をまとめて処分できることです。遺品整理や引っ越しなどでは、仏像以外に処分したい不用品がたくさん出てくるでしょう。大量の不用品を自治体で処分すると、近隣迷惑になる可能性があります。また、回収場所まで運ぶのが困難でしょう。しかし、業者に依頼すれば、自宅にやってきてくれるので時間と手間がかかりません。急ぎの場合でも、即日対応の業者に依頼すれば、スピーディーに片付けることができます。
ただし、処分費用がかかる・悪徳業者に引っかかる可能性がある点がデメリットです。業者選びのポイントを押さえた上で複数の業者を比較し、信用できる業者に依頼しましょう。

4-3.料金について

回収業者への依頼費用は、不用品の種類・量などで異なります。たとえば、タンス・ベッドなどの大型家具は約3,000円~、食器・お盆などは約500円~、パソコン・プリンターなどは約1,000円~です。業者のホームページに仏壇の処分費用が記載されていない場合は、電話またはホームページのフォームから問い合わせて確認してください。また、業者の中には出張料・運搬料金が追加されることもあります。依頼前に、追加料金の発生ケースや出張・運搬料金について確認したほうがよいでしょう。

4-4.注意点

「見積書と異なる料金を請求された」「回収後に不法投棄された」など、悪徳業者との間でトラブルが起きています。悪徳業者は謳(うた)い文句で誘うケースが多いため、十分に気をつけてください。少しでもおかしい点や疑問点があれば、依頼しないほうがよいでしょう。

5.仏像の処分に関してよくある質問

仏像の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.必ず魂抜き、お性根抜き、閉眼供養をしなければならないのか?
A.基本的に、仏像は通常のゴミとして出せるため、必ず魂抜きなどを行う必要はありません。しかし、ご本尊となる仏像には、先祖の魂が入っています。特に、仏壇へ仏像を入れる前に「魂入れ」「開眼法要」を行った場合は、きちんと供養をして処分することが大切です。故人の魂が宿ったままの仏像を処分することは心苦しいものなので、きちんと魂抜きをして処分することをおすすめします。

Q.菩提寺がない場合はどこに依頼すべきか?
A.菩提寺がない場合は、近隣の同じ宗派のお寺にお願いしてください。インターネットなどで検索すれば、すぐに出てくるでしょう。それでも分からない場合は、「寺院紹介サービス」の利用をおすすめします。魂抜き・お性根抜き(閉眼供養)を依頼できるお寺が分かるでしょう。

Q.お焚(た)き上げとは?
A.お寺で供養を行った後は、そのままお焚き上げをすることになります。お焚き上げとは、思いを込めたものを必要としないときに「ありがとうございました」というお礼を捧げ、浄化することによって天上へ還(かえ)す行いのことです。古くから神棚・仏壇・人形などのお焚き上げを神社やお寺で行っていました。魂抜き・お性根抜き(閉眼供養)を行った仏像は「単なる像」となりますが、お焚き上げをすることで気持ちよく処分できるでしょう。

Q.「魂入れ・魂抜き」がない浄土真宗の場合はどうすべきか?
A.浄土真宗は「魂を入れる・抜く」という概念がないので、供養が必要ないと思うかもしれません。しかし、ほかの宗教と同じように読経を行います。読経の儀式となる「入仏法要」「遷座(せんざ)法要」は、「開眼法要」と「閉眼供養」と見分けがつきません。必ず読経をしなければならないわけではありませんが、不安な方は浄土真宗のお寺に相談してください。

Q.悪徳業者との間でトラブルが起きたときの対処法は?
A.業者とトラブルになった場合は、パニック状態になり、どう対処すべきか分からないでしょう。しかし、時間が経過するほど状態が悪化してしまいます。穏便に対処するためには、早めに「国民生活センター」へ相談してください。国民生活センターはさまざまな相談を受けつけているので、適切な対処のアドバイスをしてくれるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 仏壇の中に入れる仏像には魂が入っています。そのままゴミとして処分するのは、粗末な扱いになり、罰当たりになりそうな気がして落ち着きませんよね。特に、「魂入れ」「開眼供養」を行った仏像は、きちんと供養をしてから処分することが大切です。供養は仏具販売店・お寺などで行っています。また、仏像以外に処分したいものがあれば、まとめて片付けられる不用品回収業者に依頼するのも選択肢の1つです。それぞれの方法とメリット・デメリットをしっかり理解した上で、状況に合った方法を選ぶとよいでしょう。

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