空き家の整理方法とは? 整理方法・業者に依頼するコツについて

現在の日本は、少子高齢化がすすむと同時に空き家問題も深刻化しています。日本の人口が減少することで、空き家が増え、不動産の需要供給バランスが崩壊するのです。実際に、親が亡くなることで実家が空き家になり、どのように対処・整理すべきか困っている方が増えています。しかし、空き家を放置すれば、老朽化による倒壊・火災・空き巣など、さまざまなトラブルになるので早めに対処しなければなりません。そこで、本記事では、空き家の基礎知識や整理の方法、業者に依頼する場合などについて説明します。

  1. 空き家の基礎知識
  2. 空き家の整理について
  3. 空き家の整理方法
  4. 空き家の整理~業者に頼む場合
  5. 空き家の整理に関してよくある質問

この記事を読むことで、空き家を上手に整理するための知識を身につけることができます。片付けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.空き家の基礎知識

まずは、急増する空き家の原因や背景・空き家問題・対策特別措置について説明します。

1-1.急増する空き家とは

総務省統計局は、5年ごとに住宅・土地の統計調査を公表しており、どのくらいの空き家が存在しているのか確認できます。平成25年度における調査では、空き家の数がおよそ820万戸、空き家率が13.5%と分かりました。5年前の調査と比較すると、空き家の数が63万戸も増加しているのです。
なぜ、空き家が急増しているのか、原因は時代背景が関係しています。現在の日本は少子高齢化や人口減少が問題となっており、単身世帯が増加中です。若い世代は都市部へ出て行ってしまうため、高齢者だけが田舎に残り、都市部へ人口が集中しています。そのため、空き家が目立つ地方が増えているのです。また、空き家の管理や活用に問題を抱えるなど、さまざまな原因が増加を促しています。

1-2.空き家問題とは?

空き家が増えることで、たくさんの問題が発生しています。最も大きな問題は、老朽化や放火による火災・自然災害による倒壊などです。地震国である日本は、いつ大きな災害に見舞われるか分かりません。災害による空き家の倒壊で、近隣住民に深刻な被害をもたらす可能性があります。
また、不法侵入や不法占拠など犯罪の増加につながり、空き家の多い地域は犯罪発生率も高くなると考えられているのです。さらに、空き家が増え続けることで、住宅の資産価値も下がってしまいます。空き家が中古市場を占めてしまえば、供給と需要のバランスが崩れるのです。

1-3.空き家対策特別措置とは?

空き家問題に立ち向かうため、平成26年11月に「空き家等対策特別措置法」が平成27年5月に施行されました。この法律によって、適切に管理されていない空き家に対して、適切な管理への助言や勧告・命令・指導ができるようになったのです。跡地の活用促進や罰金・行政代行失効も、空き家等対策特別措置法に基づいて行われることになります。

2.空き家の整理について

空き家の整理が必要なときや理由・方法・相談窓口について詳しく説明します。

2-1.整理が必要なときとは?

空き家の整理が必要なときは、人によってさまざまです。よくあるケースとしては、両親との死別や同居などで、実家が空き家になることでしょう。実家が空き家になる場合、放置するわけにはいきませんよね。きちんと片付けて、家をどうするのか家族で話し合う必要があります。また、子どもが独立して、第2の人生を送るために引っ越す場合も、自宅を片付けなければなりません。整理が必要なケースはさまざまですが、空き家を放置しないことは共通する注意点ですね。

2-2.整理が必要な理由

空き家の放置は、さまざまなトラブル・問題に発展するおそれがあります。たとえば、何年も足を踏み入れなくなるため、第三者の不法侵入や盗難目的など犯罪リスクが高まるでしょう。きちんと整理せずに放置すれば、有害物が不法投棄されることもあり、異臭が近所に漂います。犯罪・災害リスクだけでなく、近隣トラブルにも進展する可能性があるのです。

2-3.どんな方法があるか?

具体的な空き家の整理方法は、売却か、土地・住宅の活用があります。売却する場合は、資産価値や売れる家かどうか見極めなければなりません。個人では判断しにくいため、不動産屋などに相談したほうが良いでしょう。家自体の老朽化がすすんでいる場合は、解体して土地を売るという手段もあります。また、移住を考えている人に向けて開放したり、公共施設として活用したり、土地・住宅の活用手段も多種多様です。

2-4.相談窓口

空き家問題で悩みを抱えている方は、1人で悩まずに専門家に相談してください。空き家管理についての相談を受けつけている不動産屋や、管理サービスなどに話を聞いてもらうと良いでしょう。できるだけ、空き家に詳しい知識を持っているところを選んでくださいね。また、中には、空き家相談を受けつけている自治体もあります。国土交通省補助事業を行っている「特定非営利活動法人 法人空き家コンシェルジュ」では、無料相談を受けつけているのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

3.空き家の整理方法

それでは、実際に空き家の整理を行う場合、どのようにすれば良いのでしょうか。

3-1.自分で行う場合

空き家の整理を自分で行う場合は、相当の時間と体力を要します。無理のない程度で、計画的に行うことが大切です。では、自分で行う場合に必要な内容をチェックしていきましょう。

3-1-1.タイミング

家を手放すと決意した瞬間から、すぐにでも空き家の整理を始めてください。いずれは手放すことになるため、できるだけ早めに不用品を処分するのが最善です。いつかは解決しなければならない問題なので、早めに取り組んだほうが負担が少なくなります。特に、自分で整理を行う場合は時間が必要です。時間に余裕を持って、整理を始めてくださいね。

3-1-2.用意するもの

空き家を整理するためには、必要なものを準備しなければなりません。最低限、用意しておきたいのは以下のとおりです。

  • ゴミ袋
  • ダンボール箱
  • 軍手・めがね・マスクなど
  • ぞうきん・掃除機・掃除用スプレーなど

不用品を処分するために、ゴミ袋やダンボール箱は多めに用意しておきましょう。マスクやめがねなどは、ホコリから守るために必要です。以上のもの以外にも、家の状態によって必要なものがあります。何が必要なのか、整理作業をイメージしてみると良いでしょう。

3-1-3.主な方法

基本的に、空き家の整理は不用品の処分が大半です。自治体で処分する場合は、分類ごとに仕分けをしなければなりません。たとえば、一辺が30cm以上の場合は、粗大ゴミになる自治体がほとんどです。しかし、自治体によってゴミの分類が異なるため、事前にホームページなどで確認しておいたほうが良いでしょう。ゴミの種類によっては、回収まで1週間以上かかる場合もあるので注意しておかなければなりません。

3-1-4.主な流れ

自分で空き家の片付け・整理を行うためには、スケジュールを立てることが大切です。家を手放す日が訪れるまで、すべてを片付ける計画を立ててくださいね。では、主な流れを以下にピックアップしてみました。

  1. 要らないものと保管するものに分ける
  2. 不用品をゴミの種類ごとに分類して、処分する
  3. 要らないものを処分した後、部屋の中をキレイに清掃する
  4. 引っ越し当日までに保管するものをダンボールに詰める

以上の流れが、主な方法となります。できるだけ、具体的な流れをメモ帳などに記しておきましょう。

3-2.注意点

要らないものと要るものを分けるとき、とりあえず捨てないで保管したいときは、一時的保管ボックスを利用しましょう。不用品をある程度片付けた後に、もう一度考えることができます。また、契約書や権利書・借用書、診察券、株券・保険証書・年金手帳などは保管すべきものです。両親が亡くなったとしても、相続手続きなどに必要な書類となるので大切に保管しておきましょう。

4.空き家の整理~業者に頼む場合

不用品が大量に発生する空き家の整理は、大変な作業です。整理が無理な場合は、プロに頼むと良いでしょう。

4-1.プロに頼む場合

プロに頼んだほうがいいケース・依頼方法・作業の流れ・費用・業者選びのコツ・注意点について説明します。

4-1-1.頼んだほうがいいケース

自分では整理できない量の不用品がある場合や、ゴミの分別・運搬・回収などが難しい場合は、業者に依頼したほうがいいケースです。無理に整理しようとすれば、大ケガをするおそれがあります。仕事や家事が忙しくて時間がない方や、体力に自信がない方も業者に依頼したほうが良いでしょう。

4-1-2.依頼方法

不用品や粗大ゴミの回収を行っている業者に依頼してください。電話またはホームページのフォームから申し込みができます。ただし、依頼前に無料見積もりを利用することが大切です。無料見積もりでは、目安となる費用が分かります。

4-1-3.作業の流れ

不用品・粗大ゴミの格安回収処分を行っている「クリーンレスキュー」の、作業の流れを以下にピックアップしてみました。

  1. 電話またはホームページのフォームから無料見積もりを依頼する
  2. 不用品の確認後、見積もりを提示
  3. 見積もりに納得すれば、作業日時を予約する
  4. 予約日に業者がやってきて作業→作業後の最終チェック→お支払い

4-1-4.費用について

費用は、業者や不用品の量・種類・大きさなどによって異なります。空き家の整理は、不用品が大量に出てくるので、格安パックがおすすめです。「クリーンレスキュー」では、以下の格安パックがあります。

  • 軽トラック詰め放題(2立方メーター):18,000円~
  • 2tトラック詰め放題(4立方メーター):38,000円~

条件によっては、別途料金が発生する場合もあるので、詳細は業者に問い合わせてください。

4-2.業者選びのコツ

どの業者に不用品の回収を依頼すれば良いのか、悩む方は多いでしょう。そんなときは、以下のポイントを目安に複数の業者を比較して、信頼できる業者を見つけてくださいね。

  • 無料見積もり・無料相談を受けつけている
  • 不用品の回収・買い取りを行っている
  • 不用品回収について実績・経験が豊富
  • 料金システムが明確になっている
  • 丁寧かつスピーディーな対応
  • 格安で不用品の回収ができる

4-3.注意点

業者の中には、「回収後に追加料金を請求された」「回収してもらった不用品が不法投棄されていた」など不正を働くところがあります。業者とトラブルにならないためには、慎重に選ぶことが大切です。口コミや評判などもチェックして、安心して依頼できる業者に依頼してくださいね。

5.空き家の整理に関してよくある質問

空き家の整理に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.「空き家」の定義とは

空き家対策特別措置法では、「居住そのほかの仕様がなされていないことが常態である建築物」が空き家となります。具体的には、1年間を通して人の出入りの有無や、水道・電気・ガスなどの使用状況などから総合的に判断するのです。

5-2.空き家管理サービスって何?

空き家の管理は、思っている以上に面倒で大変です。そんな背景から、所有者の代わりに管理業務を行う「空き家管理サービス」を実施している民間業者が増えています。月1回の巡回で空き家の管理を代行してくれるサービスです。

5-3.遠い場所にいても、整理はできるのか?

住んでいる地域と実家が離れている場合、交通費などの費用もかかりますよね。なかなか整理する時間もありませんし、頭を抱えている人が多いでしょう。そんなときは、不用品回収業者を利用してください。依頼者の代わりに家へ行き、作業を行います。

5-4.不用品の処分を安く抑えるコツとは?

できるだけ、処分費用を抑えたい場合は、売れるものを買い取りにまわしてください。不用品の中には、まだ使えるものもありますし、価値がつくかもしれません。買い取ってもらえるものがあれば、処分費用を抑えることができるでしょう。

5-5.業者とトラブルになったときは、どうすべきか?

もし、万が一に業者とトラブルになったときは、国民生活センターか消費者センターに相談してください。早めに相談したほうが、スムーズに解決できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 空き家の整理には、時間と体力が必要です。不用品の分別から処分・運搬・回収まで、やらなければならないことがたくさんあります。空き家を放置しておくと、犯罪・災害リスクが高まるので注意しなければなりません。なるべく早く、きちんと整理をしてくださいね。自分でできない場合は、業者に依頼すると良いでしょう。事前に、空き家の整理について知識を深めておけば、スムーズに作業できますよ。

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