片付けられない親にお困りの方必見!親の家を片付ける5つのポイント

久しぶりに実家に帰ったら、家中にモノがあふれている状態でがく然とした…という経験をお持ちの方が最近増えています。昔はきれい好きで「片付けなさい!」が口癖だった親が、「片付けられない人」になっている現実を見るとショックですよね。実は、最近「片付けられない親」が深刻な社会問題となっています。なぜ、片付けられないのか?と、口論になり親子関係に亀裂が入ってしまうことも少なくありません。そこで、ここでは、片付けられない親になってしまう原因・社会背景・心理・対応策・スムーズな片付け方などをご紹介しましょう。

  1. 片付けられない親について
  2. 片付けられない親への対応策
  3. 親の家を片付ける方法
  4. 親の家の片付けを業者に依頼する
  5. 片付けられない親〜よくある質問〜

この記事を読むことで、どうしたら親の家を片付けることができるか、片付けられない親とどう接するか、などがおわかりいただけるでしょう。ぜひ、参考にしてください。

1.片付けられない親について

最近、メディアで取り上げられることも多くなってきたのが「親の家の片付け」です。親が部屋を片付けられない、実家がゴミ屋敷になっている…とお悩みの人が増加しています。どうして「片付けられない親」が増えているのでしょうか。原因や背景などを探ってみました。

1-1.片付けられない親の原因と背景

片付けられない親が増加した原因や背景としては、以下のことが挙げられています。

1-1-1.モノが増えやすい環境

  • 安い金額で気軽にモノが買える100円ショップや、24時間営業しているコンビニエンスストアが増加した。
  • アウトレットモールが増え、ブランド物もリーズナブルに入手できるようになった。
  • インターネット通販を利用すれば、家にいながらにしてさまざまなモノが購入できるようになった。

買い物はお店まで足を運んでするものだった時代とは異なり、現代では簡単にモノを購入できます。そして、注文してからモノが手元に届くスピードも速くなりました。その結果、本当に必要なモノか…などと考える間もなく欲望のままに買い物をしてしまい、どんどん家の中にモノが増えてしまうのです。

1-1-2.体力・気力の衰え

高齢になると、若いときには気軽にしていた掃除や片付けがおっくうになってしまいます。床に掃除機をかけたり、家具のホコリをはらったりと、掃除は立ったり座ったりするので疲れてしまうのです。さらに、モノを整理整頓して納戸やクローゼットに要領よく収納するには、体力だけではなく気力も必要になります。つい、面倒になって先送りにしているうちに、どんどんモノが増え片付けられなくなるのです。

1-1-3.ゴミ捨てが難しい

最近は、燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ・リサイクルゴミ・粗大ゴミなど、ゴミの種類が細分化しています。部屋中にあふれかえったモノを分別してゴミに出そうと思っても、仕分けが難しくて「気力がなくなる」という高齢者は多いのです。

また、ちょっと大きなモノになると粗大ゴミに出さなければなりません。粗大ゴミセンターに申し込みの電話をして、ゴミ処理代としてシールを買いに行き、当日収集場に出す…という作業は面倒なものです。高齢者にとっては、粗大ゴミを収集場まで自分で運ぶのは難しく、捨てたくても捨てられないという人も少なくありません。

1-2.片付けられない親の心理

生きている時間が長くなればなるほどモノは増えます。けれども、定期的に断捨離をして不要品を捨てれば家や部屋にモノがあふれかえってしまうことはありません。ところが、片付けられない親はモノを捨てることができないのです。どのような心理なのでしょうか。

1-2-1.つい、もったいないと思ってしまう

不要なモノや古いモノでも「まだ使えるのに捨てるなんてもったいない」と思う高齢者は少なくありません。「モノを祖末にすると罰があたる」と教育をされてきた世代なので心の中に「捨ててはいけない」という思いが染み付いているのです。もちろん、モノを大切にすること自体はいいことでしょう。しかしながら、それを優先するあまりにモノがあふれ、部屋や家が散らかって汚いことには目をつむってしまうことが問題なのです。

1-2-2.モノが多いことでさみしさを埋める

子どもや孫と別居している高齢者の中には、なかなか会えないさみしさを買い物で埋める人もいます。モノが増えて部屋にあふれかえっている状態のほうが心が満たされるのです。また、モノを捨てて部屋に空間ができると落ち着かない…という人もいます。そのため、不要品だとわかっていても捨てることができないのです。

1-2-3.片付けられない病気の可能性

精神的な疾患や病気が原因で、モノが片付けられなくなることもあります。どのようなものがあるのでしょうか。

  • 強迫性貯蔵症…モノを捨てることに強い不安や恐怖を感じてしまう。
  • うつ病…気分が落ち込むので、掃除や片付けなどに対する意欲や興味がなくなる。
  • 総合失調症…妄想や幻想が増えるので、部屋にモノがあふれている状態が正しいことだと思い込んでしまう。
  • 認知症…認知機能が低下することにより、部屋を片付ける、ゴミを捨てるなど日常生活が理解できなくなる。

1-3.最近増加中の「親の家の片付け」問題

本格的な高齢化社会を迎え、「親の家の片付け」「片付けられない親」問題はますます増加するといわれています。家の片付けを請け負う会社の調べによると、2000年ごろから「親の家を片付けてほしい」という依頼が急増しているとのことです。依頼が多いのは30〜40代で、親と離れて暮らしている人が圧倒的に多く、働き盛りなので常に親の家をチェックする時間がありません。久しぶりに実家に帰ったとき、汚部屋やゴミ屋敷化していることに驚くのです。そして、ショックを受けた子どもたちが早急にモノを捨てようとするので親が怒り出し、深刻な親子げんかに発展するケースも少なくありません。

「親の家の片付け」は、強制的に子ども側がモノを捨て掃除をすると親子関係がこじれてしまう…ということを考慮しながら計画的に進める必要があります。「うちの親は、まだまだしっかりしているから大丈夫」と安心して放置してはいけません。汚部屋・ゴミ屋敷化する前に、定期的に断捨離日を設けて不要品の整理や処分を手伝ってあげましょう。

2.片付けられない親への対応策

親の家を片付けるときに大切なのは「単純にモノを捨てて掃除をするだけではない」ということです。きちんと親と向き合って、モノをためこむよりも片付けて整理整頓したほうが快適に暮らせることを理解し納得してもらわなければなりません。どのような方法で話を進めればいいのでしょうか。

2-1.周囲ができること

片付けられない親は、部屋が汚いとわかっていても、自分でモノを捨てたり部屋を片付けたりすることができません。そこで、周囲にいる人の協力が必要なのです。子どもさんたちは、できるだけ時間を作って親の家を訪問し、家の中の状況をチェックしてください。兄弟・姉妹がいる人は、順番に訪問すれば負担も軽減できます。また、近所に親の友人や親しくしている人がいたら、時々家の中の様子を見てもらうようにお願いするのもいいでしょう。

2-2.片付けられない親に向き合う

親の部屋が汚いからといって留守を狙って勝手にモノを捨てたり片付けをしたりしてはいけません。まずは、片付けられない親と向き合って、「どうしてモノが増えてしまったのか」を聞き出すことが大切です。話し合いのときに意識したいポイントをご紹介しましょう。

2-2-1.腹を立てたり責めたりしない

子ども側の最大の悩みは、「片付けようとすると親が激怒してけんかになる」ことです。親は、高齢になり体力も気力も失いつつあることを自覚しています。けれども、そのことを子どもに指摘されるのは腹立たしいものです。また、プライドも傷付きます。

子どもとしては、昔はきちんとしていた親がだらしない生活をしているのを見ると、情けなさから腹を立ててしまいがちです。しかしながら、責めたり激しく怒ったりののしったりするのは逆効果になるのでやめましょう。感情を抑え冷静に話すようにしてください。

2-2-2.親がモノをためている理由を聞く

まずは、さりげなく親にモノを捨てられない理由を聞いてみましょう。積み重ねられた雑誌、脱ぎっぱなしの洋服、ため込んだ景品など、ひとつひとつ「なぜここに置いてあるのか」「大切なモノなのか」などを聞き出すのです。責める口調ではなく、世間話のついでのように軽い口調で聞いてください。大切にしているモノ・執着心から捨てられないモノ・なんとなく保管しているモノ…など違いがわかると、片付け計画が立てやすくなります。

2-2-3.親を観察する

本当は片付けたくても、身体の自由が利かないので掃除や整理整頓ができない場合もあります。子どもに心配をかけないために黙っていることも少なくないのです。親と会話をしながら、身体に不自由を感じていないか観察してください。

2-2-4.モノを捨てることが最終目的ではない

「親の部屋を片付けてきれいにする」ことに熱中するあまり、インテリア雑誌や住宅のCMのような部屋にしようと頑張ってしまう人も多いものです。けれども、すてきな部屋にすることが最終目標ではありません。モノを片付けることによって、高齢者にも安全な生活空間を取り戻すことが目的なのです。親の生活スタイルや健康状態に合った暮らしやすい生活しやすい部屋にする…ということを忘れないようにしましょう。

2-3.生前整理について

親の家を片付けるついでに生前整理もしましょう。

2-3-1.生前整理とは

最近、「生前整理」が中高年齢層に注目されています。生前整理とは、自分が突然亡くなって遺族が遺品整理で困らないように、生きている間に身の回りを整理しておくことです。さらに、長い人生でたまった不要品の処分をして、残りの人生を身軽に楽しむためにも行う人も増えてきました。

2-3-2.片付けるときに生前整理を組み込む

生前整理は、親にとっても子どもにとってもメリットが多いので早めにスタートするのがおすすめです。けれども、片付けられない親に、突然「生前整理をしたら?」ともちかけるのは反感を買うだけなのでやめましょう。親が片付けることを納得してから行ってください。また、「死ぬときのことを考えるのは縁起が悪い」と考える高齢者は多いものです。生前整理とはいわず、さりげなく片付けの一環に組み込むようにしましょう。

2-3-3.エンディングノートを活用

生前整理は、市販のエンディングノートを使うと進めやすくなります。資産の相続・形見分け・葬儀やお墓のこと・貴重品の目録・交友録などさまざまな項目に分けてあるのでわかりやすいでしょう。「資産などの情報管理と連絡網を作るため」などと説明すると親も抵抗感が少なくなります。また、雑誌の特集記事などを見せて「一般的になっていること」を説明するのもいいでしょう。

2-4.片付けられない親を何とかしたい!〜相談窓口〜

ゴミ屋敷や汚部屋状態になっている場合、「1-2-3.片付けられない病気のことも」でご紹介したように、精神的な疾患や病気の可能性もあります。放置して症状が悪化してしまう前に、早めに専門医(診療内科)に相談してください。

診療内科と聞くと敷居が高い感じがするという人もいるでしょう。けれども、最近では、ストレスや不眠症などでお悩みの人も通っています。本人を連れて行くのが困難な場合は、「家族相談」(家族が受診をして患者の状態を説明する)を受け付けている診療内科もあるので利用してみましょう。

2-5.片付けられない親への対応策〜注意点〜

「2-2-1.腹を立てたり責めたりしない」でもご紹介したように、片付けられない親を怒ってはいけません。また、「あなたができないから私が時間を作ってやってあげてるのよ」と恩に着せがましい態度をとるのもNGです。

もし、感情的に激しく責めてしまい関係が悪化したら、無理やり話を進めるのはやめてください。兄弟・姉妹や親戚、親の友人など第3者に頼み、「もう1度話し合ってみたら」などとアドバイスをしてもらうほうがおすすめです。

3.親の家を片付ける方法

3-1.親の家を片付ける時期

3-1-1.不要品が目立ってきたとき

実家に帰ったとき、さりげなく部屋をチェックしてください。

  • 不要品が放置されていないか。
  • 新聞や雑誌が積み重なっていないか。
  • ゴミがたまっていないか。
  • 買ったモノが袋に入ったまま放置されていないか。

などを確認しましょう。

また、冷蔵庫やキッチンに賞味期限切れの食品や飲料、調味料などがないかも確認してください。そして、不要品が多いな…と感じたら、すぐ早く片付けを始めましょう。モノが多くなればなるほど、捨てたり片付けたりするのも困難になります。けれども、もっと大変なのは「モノが増えるほど親の執着心も強くなる」ということなのです。

3-1-2.季節の変わり目

古い布団や衣料品などを処分するときには、季節の変わり目がおすすめです。「衣替えの季節だから手伝うよ」と誘ってみましょう。片付けながら、汚れのひどいモノや匂うモノなどはひとつにまとめ、親の目が届かないところで処分してください。高齢者にとって、衣替えは大変な作業です。スペースが開いて取り出しやすくなったことを喜んでくれる可能性も高くなります。

3-2.親の家を片付ける方法と手順

3-2-1.仕分けをする

親の家の片付けを順調に進めるため、最初に行いたいのが「2-2-2.親がモノをためている理由を聞く」でご紹介した、

  • 大切なモノ
  • 執着しているだけのモノ
  • なんとなく保管しているモノ

のヒアリングです。その結果にしたがって仕分けしてください。

3-2-2.仕分けたモノを順番に捨てる

最初に「なんとなく保管しているモノ」を、取りあえず大きなダンボールなどにまとめて封印し、見えないようにします。見えないうちに存在を忘れるので、そのころを見計らって捨ててください。その次に、「執着しているだけのモノ」を同様に大きなダンボールにまとめます。いつでも取り出せるように、最初のうちは封印しないほうがいいでしょう。

片付けられない親は、ダンボールに入っているのをワザワザ取り出すのも面倒に感じるものです。時間がたてば、存在を忘れ執着心も消えます。そのころを見計らって処分してください。

3-2-3.大切な写真などはデジタルデータに

親が大切にしているモノの中には、大量のアルバムや写真、手紙などがあるものです。紙類はかさばって場所をとりますし虫がわくこともあります。デジタルデータ化すればコンパクトになるのでおすすめです。「デジタルデータ化すれば色あせもしないし火災で失う危険性もない」などとメリットを説明しましょう。

3-2-4.大切なものは無理やり片付けない

子どもが小さいころの洋服やおもちゃ、もらった賞状や成績表などをいつまでも大切に保管している親は多いものです。子どもにしてみれば「もう、いい加減に捨ててくれ」と思いますが、無理やり捨てるのもよくありません。押し入れの上段だけ、チェストの引き出しだけなど場所を決め「思い出コーナー」としてまとめて収納しましょう。いつでも見ることができる…と思うと、意外と執着心もなくなるものです。

3-2-5.暮らしやすい収納を考える

不要品や執着していただけのモノを捨てると、部屋や収納にゆとりが生まれます。残ったモノを、取り出しやすく片付けやすい場所に収納しましょう。引き出し式の収納ケースを使用するときには、中に入っているモノの写真を撮影してプリントしたモノを引き出しに貼ると親が探しやすくなります。

3-3.荷物を捨てる方法

不要になった荷物はどのように捨てればいいのでしょうか。

3-3-1.自分で捨てる方法

燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミなど、仕分けをしてから自治体のゴミに出しましょう。親の家がある市町村役場のホームページなどに、ゴミの仕分け方や収集日などが掲載されているはずです。事前に確認してください。

粗大ゴミの場合は、粗大ゴミセンターに申し込みをして収集日を予約しましょう。それから、処分費用に相当する金額のシールを購入してゴミに貼り、収集日当日に収集場所に出します。収集日まで待てない場合は、事前にセンターに連絡をすれば自分で持ち込むことも可能です。

※シールを販売している場所は、自治体のホームページなどに掲載されています。

3-3-2.片付け業者に依頼する

親の家から出たゴミや不要品が大量にある場合は、仕分けをしたりゴミ収集場まで運んだりするのは大変です。また、親の家が遠方にある場合は、ゴミ出しのために収集日に合わせて帰るのも難しいでしょう。そんなときには、不要品を回収・処分してくれる業者に依頼をするのがおすすめです。大量にある粗大ゴミも1度に回収してもらえるので自分で運ぶ手間がかかりません。

4.不用品回収・片付け業者の選び方

4-1.不用品回収・片付け業者に依頼するメリット

不用品の回収・片付け業者に依頼するメリットには以下のようなものがあります。

  • 自分でゴミの仕分けをしなくても済む。
  • 自治体のゴミの日に合わせてゴミを出す手間が省ける。
  • 粗大ゴミに出す手続きをしたり、収集日に出したりする手間が省ける。
  • 不要品や粗大ゴミを1度に回収してもらえる。

大量の不要品を自分で捨てるのは大変ですが、プロに依頼すれば時間と手間が節約できるのです。また、1度に片付けてもらえるので、親のモノに対する執着が消えるのもメリットでしょう。あっという間に片付いてきれいになった空間を見て「目が覚めた!」という親も少なくありません。

また、親子だけで片付けをしていると、どうしても親が「やっぱり、それは捨てられない」「ちょっと考えさせて」などと言い出し片付けの手が止まりがちです。片付けのプロである「他人」が現場に介入することで、親が文句をいいづらくなります。

4-2.不用品回収・片付け業者選びのポイント

プロの不用品回収・片付け業者を選ぶときにはどのようなことをポイントに決めればいいのでしょうか。

4-2-1.会社概要が明確

会社の所在地・電話番号・FAX番号・メールアドレスなどの情報がきちんとホームページに掲載している「身元の確かな業者」を選びましょう。

4-2-2.許可証を持っている

古物商許可証・産業廃棄物収集運搬・解体工事業などの許可を得ているか確認しましょう。許可証を得ていれば、ホームページの会社概要欄に記載しています。

4-2-3.無料見積もり・問い合わせサービスを行っている

申し込みフォームや電話、FAXなどで見積もりや問い合わせなどに無料で対応しているか調べましょう。

4-2-4.料金が明確

回収料金を、料金表などで明確にしているか確認してください。また、建物の回数や経路などによっては追加料金がかかることもあります。追加料金に関しても明記してある業者なら信頼できるでしょう。

4-3.料金設定について

不要品や粗大ゴミの回収・処分料金は業者によっても異なります。また、処分したいモノの量や内容によっても差があるでしょう。一般的にお得なのは、不要になった家電や家具を1〜2個回収・処分してもらうよりも、業者が設定しているパックプランを利用する方法です。パックプランの内容や料金は業者によってもさまざまですが、基本的には「用意したトラックに積めるだけ積んで◯◯◯円」という設定になっています。家電や家具、分別していないゴミなど何でも積めるので便利でしょう。

料金例としては…

  • みかん箱12個分のサイズのカゴ車…12,000円
  • 2トン平トラック(容量4立米以内)…50,000円
  • 2トントラック(容量8立米以内)…95,000円

など。どのプランを利用すればいいのかは、業者に相談してください。

4-4.申し込み方法

不用品回収・片付け業者に申し込むときには、「4-2-3.無料で見積もり・問い合わせサービスを行っている」でご紹介したように、まずは電話や問い合わせフォームなどで見積もりを申し込んでください。その際、わからないことがあれば、いろいろ質問してみましょう。業者の対応がよく、見積金額に納得がいけば依頼してください。

4-5.片付けの流れ

見積もりに納得し、依頼をした後は以下のような流れになります。

  1. 業者と回収日時を決める。
  2. 指定した日時に業者が来て、最終的な金額を決定する。(料金に納得できない場合はキャンセルも可能)
  3. 業者が不要品の搬出をしてトラックに積み込む。
  4. 作業がすべて終了した後で会計をする。(現金やクレジットカードなど)

4-6.業者に依頼するときの注意点

業者に依頼するときには、以下のことに注意してください。

  • 業者の「回収可能エリア」か。(ホームページで確認)
  • キャンセルの可・不可。
  • 見積金額以外にかかる費用の有無。
  • 明細が書いてある見積書を渡してくれるか。
  • 支払い後に領収書を発行してくれるか。

上記のことは、仕事を依頼する前に確認しましょう。もし、確認したときに、きちんと答えないような業者には依頼しないほうがいいでしょう。

5.片付けられない親〜よくある質問〜

片付けられない親に困っている人は多いものです。悩んでいる子ども世代の人たちに多い質問をご紹介しましょう。

5-1.片付けられない親への接し方

Q:親に、部屋の片付けをしようと切り出すとイヤな顔をして聞く耳を持ってくれません。どうしたらいいでしょうか。

A:「片付けよう」「捨てよう」という言葉はNGです。「便利な収納箱を見つけたから買ってみたよ」などと世間話のように切り出しましょう。そして、その収納箱にテーブル上の小物を収納するなど、さりげなく整理整頓することから始めてください。

5-2.賞味期限切れのモノを捨てられない親

Q:親が、賞味期限が1年以上たっている食品や調味料を「もったいない」と捨てません。お腹をこわしたら困るから…と説得しても「大丈夫だ」と言い張るので困っています。

A:「これ、ちょうだい!」作戦を試してみましょう。捨てるのは抵抗があるけど、あげるのは好きという方は多いものです。「これ、捨てるよ!」といわないで「これ、ちょうだい!」と聞いてみましょう。もらったモノは持ち帰り、処分してください。

5-3.モノがあふれているだけではなく掃除もしない親

Q:母が不要品をため込むだけではなく、掃除もほとんどしません。家中が汚くなり匂っています。どうやって改善したらいいですか。

A:1度に片付けと掃除をするのは難しいので、少しずつ「清潔にしたほうが気持ちいい」ことを教えましょう。たとえば、「水回りをきれいにするとお金が入る」「窓際にモノを置かないほうが健康運がアップする」など、風水アドバイスをしてください。「掃除をしろ」と言うよりも「きれいにしたほうがいいことがある」と根気よく吹き込む戦略です。風水の本をさりげなくテーブルの上に置く、テレビ番組を見せるなどのアピールも行ってみてください。

5-4.片付けの順番

Q:親がやっと片付けようという気を起こしてくれました。やる気を失わないようにしたいのですが、何から手を付ければいいでしょうか。

A:ダイエットと同じで、片付けも「成果を実感する」ことが大切です。まずは、床の上に散乱している雑誌や新聞、買い物袋、ゴミなどを一掃してください。床がきれいになると「片付いた」という印象が強くなります。その次に、ゴチャゴチャになっている本棚など、目に付く部分から片付けましょう。家の中がきれいになっていくのが実感でき、やる気も持続します。

5-5.業者に不用品の回収を依頼する場合

Q:実家を処分することになりました。不用品の量が多いの回収で業者に依頼したいのですが、作業中はずっと立ち合いをしなければいけませんか。

A:一般的には、作業が長引く場合、最初と最後だけ立ち会えばいいことになっています。不用品やゴミの量が多い場合は、見積もりのときにどれくらい作業時間がかかりそうか聞き、立ち合いの件も確かめてください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。片付けられない親の家や部屋をどうやって片付ければいいのか…がおわかりいただけたかと思います。また、親世代がモノをため込むには、それなりの理由があることも感じていただけたでしょう。

単純にゴミを捨てて部屋を掃除するだけでは、解決したことにはなりません。親ときちんと向き合って、精神的なケアも考えながら進めることが大切なのです。難しいとは思いますが、片付けられない親を怒ったり責めたりせず、根気よく片付けを進めてくださいね。