乾燥剤はこうすれば再生できる!シリカゲルの上手なリサイクル方法

食品の袋などに入っている乾燥剤。いつの間にかたまったりすることはありませんか?何かうまい活用方法はないかと思っていても、ほとんどの方は、捨ててしまっているのではないでしょうか。実をいうと、乾燥剤は、再生できるものがあるものも。また、工夫しだいで再利用・転用することができます。不要になった乾燥剤の再生方法を紹介しましょう。

  1. 乾燥剤とは
  2. 乾燥剤の種類
  3. 乾燥剤の再生方法
  4. まとめ

1.乾燥剤とは

乾燥剤は、空気中から水分を吸収してくれる物質のことです。食品が湿気で品質が劣化するのを防いでくれます。食品を入れた袋の中などに入っていて、誰でもご覧になったことがあるでしょう。食べることができませんから、小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの口に入らないように気をつけてください。
乾燥剤は、物理的乾燥剤と化学的乾燥剤に大別することができます。物理的乾燥剤は、物質そのものは変化せず、細かいすき間に水分を吸着する乾燥剤です。一方、科学的乾燥剤は、水と化合することで水分を吸着します。
除湿・防湿効果以外に、カビ防止、変色・変質防止の効果も。食品では、次のように使い分けられています。

  • 除湿・防湿:海苔(のり)、クッキー、米菓、乾燥シイタケ、健康食品など。
  • カビ防止:煮干し、乾燥シイタケ、乾麺など。
  • 変色・変質防止:アメ、珍味、ゴマなど。

2.乾燥剤の種類

一口に乾燥剤といってもいくつか種類があります。代表的なのは次に紹介するシリカゲルと石灰乾燥剤(生石灰)です。さらに、塩化カルシウム加工品、シリカアルミナゲルという乾燥剤も。また、乾燥剤と似た機能をもつものとして、脱酸素剤があります。

2-1.シリカゲル

水分を吸着することで、空気を乾燥させる物理的乾燥剤です。純度が高い二酸化ケイ素を主成分にしています。表面積がとても大きく、吸着現象で水分を吸収してくれる乾燥剤です。吸水速度や吸湿力に優れます。
シリカゲルには、A形とB形があり、JISで唯一、品質が規定されている乾燥剤です。A形は、低い湿度でも給水容量が大きい特徴があります。主に食品用です。逆に、高い湿度での吸水容量が大きいのがB形。工業機械や部品の包装に使用されています。
シリカゲルは、小さな粒状です。塩化コバルトを含めたものは、青ゲルといって、乾燥状態では青色をしています。湿気を吸収するとピンクに変色するため、吸湿力があるかないかを、目で見てすぐにわかるでしょう。
シリカゲルは、湿気を取り除く効果が注目されますが、実は消臭効果にも優れてています。細かい気孔が無数にあるので、嫌な臭いを吸い取って除去してくれる働きがあるのです。消臭効果に着目すれば、ほかの使い方もできますよね?

2-2.石灰乾燥剤

石灰乾燥剤は、生石灰(酸化カルシウム)を成分にした化学的乾燥剤です。吸湿力が強くコストが安いので、よく使われています。
普通は、白色か灰色の小片です。でも、水を吸収して消石灰になると、体積が約3倍にも膨張し、粉末状に。また、急に水分を吸収すると発熱し、水溶液は強アルカリに。ですから、飲み込んだり目に入ったりすると、のどをやけどしたり失明の危険性もあります。皮膚や服についたり、目や口に入ったりしないよう注意してください。
生石灰の吸収速度は、高い湿度では比較的早く、低湿度ではゆっくりと反応します。また、シリカゲルに比べると安価です。一時保存するものの乾燥剤、味つけ海苔(のり)のように、軽い商品に重量感をあたえる乾燥剤として使われています。

2-3.脱酸素材

酸素を吸着して減らすことで、食品を湿気から守ってくれます。成分は還元鉄の粉です。使い捨てカイロと同じといえばわかりやすいでしょう。

3.乾燥剤の再生方法

シリカゲルは、加熱することで吸湿機能を取り戻せるので、再利用に向いています。しかし、石灰乾燥剤は、水分を吸収して消石灰になると、乾燥剤としての機能を再生することはできません。脱酸素材も、同様です。
シリカゲルの再生方法を紹介します。再生したシリカゲルは、熱を冷まし密閉した容器に保存してください。使用するときは、紅茶のパックなど不織布に入れることをおすすめします。

3-1.フライパンで再生する

以下のような手順で再生してください。

  1. シリカゲルを、事前に油を拭き取ったフライパンに入れる。
  2. 弱火にしてフライパンをゆすりながらゆっくり加熱する。
  3. 白っぽいシリカゲルの全体が青色になったら火を止めて完了。

3-2.ホットプレートで再生する

  1. ホットプレートにシリカゲルを入れ、80~120℃で温める。
  2. 水分を飛ばすのが目的なので、ふたはしない。
  3. 木のへらなどを使ってかき混ぜるとより効果的です。
  4. 全体がブルーになったら再生は完了。

3-2.電子レンジで再生する

  1. 数分間、電子レンジで熱を加える。
  2. 取り出して新聞紙などの上に広げて冷ます。
  3. 加熱と冷ましを繰り返す。
  4. シリカゲル全体が青色になれば再生完了。

電子レンジはでは、急激な加熱だと膨張して破裂することも予想されます。フライパンで事前に暖めるなどの方法をとってください。また、冷ます工程を省略すると、耐熱容器でも割れる心配があるので注意が必要です。

3-4.再生ではなく再利用する

再生したシリカゲルは、どのように利用しますか?また、再生はしなくても、乾燥剤としての機能があるならば、再利用・転用することもいい方法です。どんな方法があるのでしょうか。

  • げた箱の防湿・脱臭:げた箱の中、あるいは靴の中に入れると、湿気を吸収してくれます。シリカゲルならば消臭効果も
  • ドライフラワー:乾燥剤を使ってドライフラワーをつくるのはいかがでしょうか?花を切り取って、器に入れたシリカゲルの中に埋めめましょう。キレイなドライフラワーができるはずです。
  • タンスや食器棚:オーソドックスな使い方ですが、実用的です。
  • 土壌改良材:石灰乾燥剤は、乾燥剤としての機能がなくなったら、土壌改良材や肥料に転用できます。土壌を酸性からアルカリ性にしてくれます。
  • カミソリの刃の酸化防止:カミソリの使用後に洗って水分を拭き取り、シリカゲル入りの容器に入れて保管してください。カミソリが長もちします。
  • カメラレンズのカビ防止:室内外の気温差で発生する結露が原因で、レンズにカビが生えることも。カメラのケースに乾燥剤を入れておくと防ぐことができます。
  • 携帯電話が水に濡(ぬ)れたら:素早く水分を拭き取り、バッテリーやメモリーカードを外し、乾燥剤を入れた容器の中へ。緊急避難でトライしてみましょう。

4.まとめ

食べ物を入れた袋などに入っている乾燥剤。除湿効果がなくなった場合の再生の方法や再利用の方法を紹介しました。
シリカゲルならば再生は可能です。また、再生できなくても、乾燥剤に除湿機能が残っているならば、いろんなところで再利用できることがわかっていただけましか?
不要になったから捨てるのではなく、生活の知恵として有効利用していきましょう。

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