引っ越し前にチェック! 敷金のトラブル事例と対処方法とは?

もうすぐ引越しをすることになったあなた。そのとき、気になるのが敷金だと思います。
敷金とは、部屋を借りる人が貸し主に担保として預けるお金です。このお金は、部屋を出るときに返ってきます。
しかし、この敷金を巡ってはさまざまなトラブルもあるのです。そこで、きちんと敷金のことについて知って返還してもらいましょう。
この記事では、敷金のトラブルと対処方法についてまとめました。

目次

  1. 敷金返還でよくあるトラブル事例
  2. 敷金トラブルの対処法
  3. 敷金返還の相場とは
  4. 敷金を追加請求されるケース
  5. まとめ

1.敷金返還でよくあるトラブル事例

敷金を巡っては裁判になるほどトラブルがあるもの。そこで、実際にどのようなトラブルがあるのか知っておきましょう。

1-1.必要以上なクリーニング

部屋のクリーニング代として必要以上の敷金を請求するケースです。
使用した部屋は、汚れたり劣化したりします。しかし、借りる人は必要以上に原状回復する必用はありません。汚れや劣化が借り主の「故意」でない限り、クリーニングをする必要はないからです。
「故意」とは、自分の意思によって何らかの行為をすること。自分の意思で「この部屋を汚してやる」という意志でない限り、故意には当たりません。

1-2.修理・掃除にて過剰なお金を取られる

  • テレビを置いてあった部分の黒シミ
  • 自然発光による変色
  • ポスターなどの日焼け跡
  • ポスターの画びょう穴

このような汚れは、日常生活における部屋の劣化です。また、ポスターなどはカレンダーを含めて自分の生活にとって必要なもの。そのため、故意には当たらないと判断するのを知っておきましょう。
しかし、オーナーの中には敷金にてこのような劣化を補修しようと考えます。ですが、基本的に敷金を出す必要はありません。

1-3.部屋の設備に対する請求

紫外線にて劣化した網戸や自然災害によるガラス割れ。このような劣化を理由に敷金から引こうとするオーナーがいます。しかし、借り主の故意とは考えづらいため敷金の対象外です。
また、引っ越しに伴うカギ交換は貸し主で行うこと。しかし、敷金からカギ交換費用を取ろうとする人がいるので注意しましょう。

1-4.水回りの不具合

キッチン・トイレは使っている内に臭いが発生します。また、排水の詰まりも悪くなるものです。しかし、敷金から引く必用はありません。これらも生活の中で蓄積する過失と判断します。ですが、オーナーの中には敷金ですべて処理しようと考えるのです。
また、シャワーのノズルから漏水することもあるでしょう。これも日常的な劣化です。そのため、敷金の対象からは外れます。

2.敷金トラブルの対処法

敷金に含まれないことは意外とあるもの。では、実際に敷金トラブルに発展しないにはどうすればいいでしょうか。この項目にてまとめました。

2-1.部屋の中を掃除する

まずは、一般的に考えられるレベルまで掃除しておきましょう。
ピカピカにする必要はありません。先ほども確認したとおり、家も消耗品です。そのため、入居したときよりは劣化しています。
ですが、せめて入居時に近い状態へと復元する必要があると思いましょう。しかし、クリーニングなどを掛ける必要はありません。あくまで「原状回復」を目標にしましょう。
ここで注意するのは、部屋に新たな設備を取り入れた場合です。たとえば、エアコンを部屋に取り付けて穴を開けたとしましょう。その場合、穴を埋めてエアコンを撤去する必要があるのです。
また、部屋を明け渡すときに不用品はすべて撤去しておきましょう。不用品があれば処分費用を払う必要があります。

2-2.敷金の内訳を見せてもらう

部屋をきれいにしたのに敷金が返ってこない。そんなとき、感情的になって「裁判だ」と騒がないようにしましょう。裁判になると時間や費用が掛かるだけです。まずは、冷静になって敷金の内訳開示を求めましょう。
大家に敷金の内訳開示を申し出れば見せてもらうことができます。その内訳にておかしい部分があれば相談しましょう。
たとえば、クロスの貼り替えです。その貼り替えが高額な上、敷金からすべて引かれていることがあります。
しかし、故意でない限り壁も自然劣化するもの。そのため、大家に異議を申し立てて返還してもらえます。

2-3.大家だって裁判は避けたい

敷金にてトラブルは多いです。その原因は、契約書にあったりします。
契約書の中には、大家にとって有利となる内容のことが多いです。しかし、その内容が明らかにおかしければ覆すことができます。
また、あまりにおかしい内容に対して「じゃあ、裁判にて判決してもらいましょう」と言えば大概の大家さんは交渉のテーブルに着いてくれるものです。
ここで大事なのは、感情的になって攻撃すること。納得できないからと言って攻めることばかり考えると時間だけでなくお金も損します。また、無理に争うと精神的にもストレスになるので注意しましょう。

3.敷金返還の相場とは

「敷金なんて大半が戻ってこない」と考える人が多いかと思います。実際、今までは敷金として払った金額の10~20%返ってくればいいというのが現状でした。しかし、今では「事前損耗分は大家さんが管理すべき」という考え方が浸透してきています。
借り主が通常の使い方をしていれば原状回復に止めるので大丈夫というのが一般的となっているのです。そのため、今では敷金も半額は返ってくるケースがあります。
しかし、あくまでマンションなどは借りている部屋です。自分の好き勝手に使っていいものではありません。また、借りている限りは「善管注意義務」という大切に使う義務が発生しているのです。
丁寧に使っていればその分敷金も多く返ってきます。普段から掃除しておきましょう。

4.敷金を追加請求されるケース

部屋を乱暴に使っていると敷金だけでなく追加料金を取られることもあります。追加料金を取られてしまうケースを知っておきましょう。

4-1.家具やイスによるフローリングの傷

家具の移動やイスによって付いた傷は、敷金から引かれてしまいます。また、床がへこんだときも引かれると思いましょう。原状回復の対象となります。
また、タバコによる焦げ跡も敷金から引かれると思いましょう。さらに、飲食物を放置してできたシミも対象となります。シミや焦げ跡によっては必要以上の費用が掛かると思いましょう。

4-2.タバコによる汚れ

タバコによってできたシミ・変色はなかなか取れません。そのため、敷金だけでなく追加費用として取られることが多いです。
また、キッチン天井を放置している人も注意しましょう。油によってできた汚れはなかなかなか取れません。そのため、追加料金が発生しやすいです。

4-3.漏水による腐食

エアコンの漏水を放置したことによる腐食は、借り主の責任となります。そのため、敷金はもちろん足りない分は追加料金が必要です。
エアコンの漏水は、料金だけでなく住んでいる場所にも悪影響を与えます。早めに大家や電気屋さんに修理を依頼しましょう。

4-4.カビや水あか

お風呂場やキッチンの水あかは放置しないようにします。取れていない場合は、敷金の対象です。
また、水あかと同じくカビなども対象となります。引っ越し前にカビや水あかは取っておきましょう。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事では敷金トラブルについてまとめました。最後に、敷金にかんする大事なポイントを確認しましょう。

  • 敷金は「故意」でない限り取られない。
  • 部屋の原状回復をする必要がある。
  • 自然劣化する部分は、大家自身が修繕する必要がある。
  • 原状回復できない部分を「敷金」で補う。
  • きれいに使っていないと「敷金」は減る。
  • 部屋を出る前はきれいにしておく。
  • 不必要な傷や汚れで敷金は引かれる。

敷金のトラブルは絶えません。しかし、大家が管理すべき部分も明確になってきているので返ってくる可能性は高くなっています。もし、大家から敷金が全く返ってこないときは相談しましょう。意思表示することで敷金が返ってくるチャンスが生まれますよ!

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