遺品整理で家族が困ることのないために知っておきたい3つのこと


遺品整理を考えるのは決してネガティブな考えではありません。残された家族がつらい思いをしないように、今からできる親切な準備です。そのためにも、遺族が遺品整理で困る物は何かを知っておきましょう。また、今から上手に生前整理をするための方法もご説明します。

  1. 遺品で残ると困る物ワースト3
  2. 今すぐ始める生前整理と片付け方
  3. 生前整理の賢い処分方法

1.遺品で残ると困る物ワースト3

1-1.写真や思い出の品は処分しにくい

遺品で残ると困る物のひとつは写真です。確かに写真のアルバムは重くかさばりますが、遺族として困るのはその点ではありません。遺族としては亡くなった家族が写っている写真を処分するのがつらいのです。また、古い写真であればデジタルカメラのデータが残っていないので処分しにくいということもあるでしょう。写真のアルバムは保存しておくにも大きく場所をとります。また、亡くなった人が持っていた思い出の品も処分しにくい物のひとつでしょう。故人の思い入れがあるので、簡単には処分できないのです。

1-2.衣類は処分しにくい

衣類はつい量が多くなってしまうものです。そのため、遺品として衣類が多く残ってしまうのは確かに仕方のないことでしょう。とはいえ、遺族としては衣類は最も処分しにくい物のひとつとなります。衣類は亡くなった人のイメージが強く残るからです。衣類の処分は、思い出を処分するような気になり、遺族としては難しく感じます。ですから、遺品として衣類の量が多いと遺族はとても困るわけです。

1-3.趣味の品や書籍

亡くなった人が趣味として楽しんでいた物も、遺族が処分に困る物のひとつでしょう。その趣味が遺族と共に楽しんだものであれば、なおさら思い出も深く残るため、簡単に処分はできません。また、もし故人の趣味の物を処分したなら、近所の人やそのほかの親族から「処分したことをとがめられるのでは」と不安を感じることもあるでしょう。同時に、遺品としての本も場所をとるので処分に困るものです。趣味の物と同じく、亡くなった人が集めた本は簡単に処分しにくいでしょう。

2.今すぐ始める生前整理と片付け方

2-1.まずは分類から始めよう

自分にもしものことがあったなら、遺族が遺品整理で困ることのないようにしたいものです。そのためにも、今から生前整理を始めてみましょう。まずは、自分の持ち物の分類から始めてください。最初の分類は、「不要な物」と「必要な物」、そして「わからない物」の3種類です。それぞれの分類のためにダンボールなどを用意しましょう。「不要な物」は迷わず処分してください。「わからない物」はしばらく保管しておき、3か月のあいだに使用しなければ処分しましょう。最後に「必要な物」ですが、この「必要な物」をさらに「使える物」と「あげる物」、そして「本当に必要な物」の3種類に分類します。「使える物」は、どうぞ処分するか誰かにあげてください。というのは、この分類は自分の物をただ減らすことが目的ではないからです。自分に何かあったときに、遺族が遺品整理で困る物を残さないように、可能な限り物の数を減らしてください。また、この機会に人に見てほしくない物はしっかりと処分しましょう。

2-2.思い出は電子化しよう

持ち物を分類するときに思い入れがある物は捨てにくいものです。とはいえ、思い出を理由に処分しないなら物があふれてしまいます。そこで、おすすめしたい方法は、思い出の品をデジタルカメラで撮影して思い出をしっかり保存しておく方法です。どうぞこの作業を楽しみながら行ってください。ブログ形式にして思い出を書きそえるのもよいでしょう。コンピューターが苦手なら、家族の協力も得てください。思い出の品を見ながら、今までの感謝を振り返るよい機会ともなります。そのように撮影した写真は、DVDには焼かずにブログ形式やクラウドへの保存などで電子化したデータとして保存しましょう。このような方法についてわからないときにはどうぞ家族の協力を仰(あお)いでください。率直(そっちょく)にどうしてそのような作業をしているのかを説明しましょう。家族のことをよく考えてくれているあなたに感謝して、喜んで協力してくれるはずです。

2-3.処分方法を家族に伝えておく

生前整理を行っても、自分の持ち物はある程度残ります。どうぞ家族に衣類や布団、本などのすべてを処分してよいと伝えておいてください。遺族が遺品整理で困るのは、物の量よりも「故人の物を処分する」という罪悪感です。遺族がそのような罪悪感を抱く必要がない状況を今から設定してあげましょう。事前にその点を伝えてあげるのが親切です。

3.生前整理の賢い処分方法

3-1.自分で分別するなら時間と労力を覚悟しよう

生前整理では不要な物が数多く出てくるはずです。もちろん、自分でゴミとして処分することもできますが、分別して処分するのは時間がかかることを覚悟してください。分別の種類やゴミ出しの日時も分かれているため、自分ですべてを行うと疲れてしまいます。家族に協力を依頼することもできますが、大変な作業になるので迷惑をかける可能性もあるでしょう。いずれにせよ、ひとりですべてを行ってケガや過度(かど)の疲労につながることのないよう十分注意してください。

3-2.不用品をまとめて処分しよう

生前整理で出てきた不用品の処理として最もおすすめなのは、不用品回収業者への依頼です。業者によっては「詰め放題パック」というような分類しにくい不用品をまとめて処分するサービスもあります。家まで引き取りにきてくれるのも便利な点です。事前に、自分で処分する物を分類さえしておけばよいので、時間の削減になるでしょう。家族にも迷惑をかけずに持ち物をすっきりと処分できます。

3-3.買い取りしてもらえる場合もある

不用品回収業者には買い取りをあわせて行う業者もあります。生前整理をしたときに、思わぬ「お宝」を見つけることもあるでしょう。どうぞ「買い取りをしてもらえる」と期待できるものは取り分けておいてください。また、子供と同居するなどのタイミングで生前整理をするならば、同居によって不要となる家具や家電製品を買い取ってもらうこともできます。

まとめ

遺品整理で家族が困る様子は考えたくないものです。ですから、生前整理をしっかり行い、残される遺族のために今からできる親切を残しましょう。そのためにも遺族が処分しにくいと感じる、

  • 写真や思い出の品
  • 衣類
  • 趣味の物

などの数は今から減らしてください。

まずは、持ち物を分類して、不要な物は不用品回収業者に依頼して処分しましょう。買い取りをしてもらえるなら、思わぬ収入になることもあるのです。生前整理は新たな人生のスタートともなります。前向きに生きていく新たな力ともなることでしょう。