遺品整理トラブルに合う前に確認したい6つのチェックポイント

法要が終わった後、残された人たちによって遺品整理を行います。しかし、今では肉親と別居する人たちも多く、自分たちで整理することができないことが多いようです。そのため、今では遺品整理をしている業者に依頼することが増えています。
しかし、そうした業者に依頼することで思いもしない被害にあることもあるようです。この記事では、遺品整理によるトラブルと回避方法をご紹介します。

目次

  1. 遺品整理とは
  2. 業者に依頼するメリット
  3. 遺品整理でのトラブル
  4. トラブルを防ぐ6つのチェックポイント
  5. まとめ

1.遺品整理とは

1-1.遺品の定義

遺品とは、遺産の中でも物品全般のことです。そのため、故人が生前に使用していた生活雑貨・衣類・家具・家電製品なども遺品に含みます。
この遺品は、急なことや賃貸アパートなど賃貸住宅を明け渡さなくてはならないような場合は、葬儀などの法事が終わってすぐに整理・処分を行うこともあるようです。家具やタンスなどの家財道具は福祉施設に、書籍などは地域の図書館や学校などに寄贈されることがあります。
こうした遺品も、必要に応じて分類がされているのです。

  • 貴重品(金品や通帳印鑑)
  • 写真や手紙などのほか、趣味の道具や収集物
  • 衣服や布団など
  • 生活家電やタンスなど家具類
  • 冷蔵庫内の生鮮食品や保存食など

上記における分類では、貴重品や思い出の品は直接遺族に引き渡されます。
しかし、写真や手紙の中に遺族の気分を害するようなものがある場合は、業者が遺族側の意向を尊重して処分することがあるようです。食料品は原則として処分しますが、家電製品は中古品として買い取ってもらうことができます。

1-2.遺品整理の需要は上がっている

少子高齢・核家族化の現代において、独居老人の孤独死が増えています。
家具や生活用品が大量に残された状態で住人が亡くなったとき、残された遺族には整理と廃棄が負担となってしまうケースがあるようです。
しかし、その一方で遺品から市場価値のある物品を見つけ出す遺品回収・処分業者も増えています。

2.業者に依頼するメリット

遺品整理が業者によって回収・整理されるのには大きなメリットがあるからです。そのメリットをご紹介しましょう。

2-1.遠方でも対応してくれる

故人とは離れた場所に過ごしていて、仕事や距離の都合で遺品整理が進まないことがあります。そんなときは、遺品整理を行っている業者に依頼しましょう。
業者に依頼すれば、見積もりなどを行った後に整理を行ってくれます。業者に依頼しても立ち会いをするのが一般のため業者と相談しましょう。

2-2.賃貸などをすぐ明け渡さなければいけない場合

故人が賃貸マンションなどに住んでいてすぐに明け渡さなければいけない場合でも、業者に依頼すれば対応してもらえます。自分たちでは対応できず、整理するものが大量にある場合は依頼を検討しましょう。

2-3.遺品の中で使えるものを買い取ってもらえる

遺品整理サービスを行っている業者の中には、並行して買い取り事業をしているところがあります。遺品の中にまだ使えるものがあれば買い取ってもらいましょう。買い取ってもらうことができれば、回収費用を浮かすこともできます。
業者によってサービスの違いがあるため、依頼する前に必ず確認しましょう。

3.遺品整理でのトラブル

需要が上がっている遺品整理の回収業。しかし、その一方でトラブルが増えているのも事実です。現実に起こっているトラブルを知っておきましょう。

3-1.遺品を不正な価格で買い取られる

遺品整理をしている中で出てきたものを、安く買い取ろうとする業者があります。悪質な遺品整理業者は利益を大きくするため、できるだけ安く遺品を買い取ろうとするのです。たとえば、購入時には30万円ほどだった貴金属が1万円で強引に買い取られるケースもあります。

3-2.見積もり外で不正な金額を請求される

きちんと見積もりを立てない業者に多いですが、当日になって見積もり以上の料金を請求されるケースです。
実際に作業をする中で、不測の事態が発生して料金がかさむことは十分考えられます。しかし、見積額が約20万円だったものが、作業後に約100万円にまで膨らむことは普通ありません。
不正な金額を請求されたときは、その場で払わないようにしましょう。

3-3.回収したものを転売・不法投棄する

遺品整理業者が回収したものを、道端や山に捨てるケース。また、回収して売れるものは転売することも多いです。
所在地がないような業者には、依頼しないようにしましょう。

3-4.料金を払ったのち、連絡が取れなくなる

見積もりを頼んで前金を払ったのち、業者と連絡が取れなくなるケースです。
料金だけ取って作業をしないため、遺品整理が行われることはありません。見積もりだけでなく、ホームページなどで営業実績などを見ておきましょう。

4.トラブルを防ぐ6つのチェックポイント

遺品を整理することは、心の整理をすることにつながります。その遺品整理においてトラブルは避けたいところです。ここでは、遺品整理を業者に頼むときの注意点を確認しておきましょう。

4-1.営業年数の長い業者に依頼する

3年以上の営業実績があるところは、信頼できる業者といえます。ホームページなどで確認できますので見ておきましょう。

4-2.認可を取って営業している場所にする

きちんと回収業者として営業しているところは、回収業を行うための認可を取っています。そうした認可を取っている場所かどうかも、依頼するときの目安としましょう。

4-3.信頼できる業者に任せる

遺品整理を行っている業者さんは

  • 「一つとして同じ遺品整理の現場はない」
  • 「遺品を通じて、その人をみとる気持ちで片づけるようにしている」
  • 「好んでやる仕事じゃないけど、誰かがやらなければならない」
  • 「ご遺族にまっすぐな気持ちでお応えし、故人に対し敬意をもって接することが遺品整理だと思う」

と、簡単にできる仕事ではないと理解しています。回収と買い取りを依頼するといっても、依頼するのは故人が残したもの。故人にも、遺族にも慮ることができる業者を選びましょう。

4-4.現場に立ち合えるかどうか

遺品整理を業者に依頼する場合、立ち合いの有無を決めることができます。時間がない理由で業者に依頼するときでも、できれば立ち合っておきましょう。
現場に入ることで意外なものが見つかることもあります。家族には見せなかった写真・へそくり・隠していた財産……。
遠方のためやむなく業者に頼んだ場合は、信頼できる業者に依頼しましょう。

4-5.見積もりを出す業者に依頼する

遺品整理や不用品回収もしている業者の中には、きちんと見積もりをしない業者がいたりします。こうした業者で回収を行ってもらうと、さきほど紹介したトラブルに会う確率が上がってしまうことに。悪質な営業をしている人たちはごく一部ですが、注意しておくべきです。

4-6.適切な請求金額をする業者に依頼する

業者によって費用はマチマチですが、きちんと見積もりに沿った営業を行い、なおかつ不測の事態における金額提示をしてくれる業者に依頼しましょう。
また、買い取りを並行して行っている業者に依頼すれば、買い取り価格から遺品処分費用の一部を浮かすことができます。
ただ、不用品回収業者の中には、買い取りに対応していない業者もあるようです。費用を少しでも抑えたい場合は、依頼先が買い取りサービスがあるか確認しましょう。

5.まとめ

いかがでしたか?
この記事では遺品整理サービスのトラブルを中心に紹介しました。さいごに大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 遺品整理サービスは広がりつつある。
  • 自分が忙しくても対応してくれる。
  • 遠方でも対応してくれる業者がある。
  • 遺品整理業者の中には、悪質なサービスを行う業者もいる。
  • 見積もりを取る業者に依頼する。
  • 所在地を明確にしている業者は信頼できる。

故人が残したものを整理するサービス。どうしても都合がつかない場合はトラブルを起こさない業者をしっかり選んで依頼しましょう。