遺品整理の方法とは? こんなサービスを行っている業者もあります。

今、親の家の片付けに悩む人が増えているそうです。
自治体のゴミ回収のルールは年々厳しくなり、不要なものはすべてゴミ捨て場へというわけにもいかないでしょう。
では、残された膨大な遺品を上手に整理するためにはどうしたらよいでしょうか?
今回はその方法をご紹介します。
残された遺品の量や、整理にかけられる時間でやり方は変わってくるのです。
身内が亡くなり、残された遺品の処理に困っているという方や、今のうちに遺品整理の方法を知っておきたい、という方はぜひ読んでみてくださいね。

目次

  1. 遺品整理が大変になりやすいケースとは?
  2. 遺品整理の手順や方法とは?
  3. 困ったときは業者に頼ろう
  4. おわりに

1 遺品整理が大変になりやすいケースとは?

この項では、遺品整理が大変になりやすいケースをご紹介します。
生活様式によっても、残される遺品の量は変わってくるのです。

子供が独立した老夫婦の家

長年住み続けた家には、捨てられない不用品がたまっていることが多いです。
とくに家が広い場合は、収納スペースもたくさんある分残される遺品も膨大な量になる可能性が高いでしょう。
また、今の70代、80代の方は戦中、戦後の物不足の時代を経験しているので、不用品を捨てるのを嫌がる人も多く、子供が不用品を整理しようとすると難色を示しがちなのです。

長年ひとり暮らしをしてきた男性の家

男性のひとり暮らしは、女性のひとり暮らしに比べて家の中が乱雑になりやすいです。
その上高齢になると、ゴミ捨てが面倒くさくなり、自宅がゴミ屋敷になってしまうこともあるでしょう。
妻に先立たれた夫でも同じようなことになる場合があります。

多趣味な人の家

趣味は人生を豊かにしてくれる大切なものです。
しかし、たくさんの道具が必要な趣味をいくつも持っている人が亡くなると、残された遺族は残された膨大な遺品の整理におわれることも多いのです。
また、コレクターが身内にいる場合も、遺品整理が大変になりやすいでしょう。
書画や骨董など価値がわかりやすいものが残されれば売ることもできますが、本人しか価値がわからないものを大量に集めていた場合は処分するのも大変です。

2 遺品整理の手順や方法とは?

では、遺品整理はどのような手順や方法で行えばよいのでしょうか?
この項では、上手な遺品整理のやり方をご紹介します。

まずは財産を確認しよう

遺品整理でまず行わなければならないのは、財産の確認です。
財産がきっちりと目録化されていて、通帳や有価証券などが一か所に固まっていればよいのですが、バラバラに保管されている場合もあるでしょう。
残されたものの中から、通帳や有価証券・土地や建物の権利書を探し出し、一か所にまとめておきます。
また、故人が内緒で借金をしていたという場合もありますので、消費者金融からの手紙の有無も確認しておきましょう。
ただし、骨董や着物など、正確な価値がわからないものは、後回しにしても大丈夫です。
財産の確認は葬儀が終わった後できるだけ早く行いましょう。
また、この作業だけは遺産を相続する人全員でおこなうと、後でトラブルになりにくいです。

必要なものと不要なものを分ける

財産の確認が終わったら、残された遺品を必要なものと不要なものに分けていきます。
家具や家電など故人が特に大切にしていたもの以外は、売却したり必要とする人に譲ってもよいでしょう。
この時に、思い出の品以外の不用品は潔く処分することが、上手に遺品整理をするコツです。
不用品がたくさんある場合は、捨てるのにも時間がかかりますから、この作業は1カ月程度の余裕をもって行いましょう。

思い出の品の保存方法を考える

不用品が片付いたら、故人の思い出の品の保存方法を考えましょう。
アルバムやお気に入りの本などの量が多すぎて、このまま取っておくことができないという場合は電子化をする、という方法もあります。
また、お気に入りの品などは写真にとって残しておき、本物は処分しても良いでしょう。
書画骨董など、価値がありそうなものでも不要なものは、専門の業者に査定してもらい引き取ってもらうとよいですね。

形見分けをする

思い出の品の保存方法が無事に決まったら、遺品整理の最後の仕上げ、形見分けを行いましょう。
故人の血縁者や友人に順次集まってもらい、欲しいものを引き取ってもらいます。
趣味友達がいる場合は、残された趣味の道具を引き取ってもらえる可能性が高いです。
後でもめないように、金銭的な価値があるものは財産の一部とし、遺産分割の際に分けるとよいでしょう。
これで遺品整理は終わりです。お疲れさまでした。
遺品の量にもよりますが、家族だけで行った場合は、ここまで行うのに大体2~3カ月はかかると考えておきましょう。
遺品整理には悲しみを癒す効果があります。できれば時間に囚われることなく、自分のペースで行ってください。

3 困ったときは業者に頼ろう

遺品整理は時間さえかければ、親族や家族だけでも行うことができます。
しかし、

  • 故人が借家に住んでいて、早急に立ち退きを求められた。
  • 残された遺品の量が多すぎて、家族だけでは片付けられない。
  • 遠方に住んでいた親族の遺品を整理しなくてはならないが、何度も足を運べない。

などの理由で困っている方も多いでしょう。
この項では、遺品整理を手伝ってくれる業者や、業者に依頼をする際の注意点をご紹介します。

遺品整理を請け負ってくれる会社とは?

遺品整理を請け負ってくれる会社には、以下のようなものがあります。

・便利屋

人手を貸してくれる業者です。「遺品整理を行うのに人手が欲しい」という場合には便利でしょう。
ただし、ゴミの処分を依頼したいという場合は別料金が必要です。

・遺品整理専門業者

遺品整理を専門に行う業者です。テレビなどに出て有名になった業者もあります。
業者によっては遺族からだけでなく、「死後に自分の遺品を整理してほしい」という依頼も受け付けてくるでしょう。
しかし、数が少ないので、依頼できる地域は限られています。

・不用品回収業者

最近は遺品回収を行う不用品回収業者が増えてきました。
不用品回収業者に依頼をすると、片付けと不用品の回収を一機に行うことができます。
自治体で回収できない家電や、ゴミ捨て場まで持っていくのが大変な大型家具なども引き取ってくれるので、早急に家を片付けなければならない、という場合はとても便利でしょう。
また、業者によっては定額でトラックに不用品を詰めるだけ積むことができるサービスを行っていますので、細かい不用品がたくさんある、という方にもお勧めです。
さらに、不用品の回収と同時に買取も行っている業者もありますので、まだ新しい家具家電がある、という方も利用してみましょう。

業者を選ぶ際の注意点

遺品整理を業者に依頼をする際は、以下のことに注意しましょう。

・必ず見積もりをとる

遺品整理が終わってから高額の回収料を請求されるのを避けるためにも、見積もりは必ずとりましょう。
また、追加料金はどのような場合にかかるのかをしっかりと聞いておくと、後でトラブルになりにくいです。

・押し買いに気を付ける

業者の中には貴金属を不当に安い値段で買い取ろうとするところもあります。
見積もりを依頼した際に、やたらと貴金属の有無を聞いてきたり、飛び込み営業で買取をもちかける業者には依頼をしないほうが良いでしょう。

・遺品整理には必ず立ち会う

遺品を整理してほしい場所が遠方でも、必ず遺品の整理には立ち会いましょう。
業者だけに任せることはできません。また、「私たちに任せてくれれば立ち会わなくても結構です」
という業者は利用しないほうが良いでしょう。

4 おわりに

いかがでしたでしょうか? 今回は遺品整理の上手なやり方をご紹介しました。
まとめると、

  • 残されたものが多いほど遺品整理は大変になる。
  • 遺品整理は時間がかかる。
  • 資産価値のあるものは最初にまとめておく。
  • 家族だけでは手に負えない、という場合は業者に依頼をしよう。

ということです。
高齢の親や親族が元気なうちに少しずつ片付けをしたり、いざというときのことを話し合っておくと、その時が来ても慌てずにすむでしょう。